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“打のチーム”西武が優勝するために必要な「リリーフ陣の立て直し」

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/06/29
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「投打の歯車がガッチリ合った」チームへ

 今月の25日に発表された球宴のファン投票では野手の8つのポジションのうち、捕手・森友哉、1塁手・山川穂高、2塁手・浅村栄斗、遊撃手・源田壮亮、外野手・秋山翔吾の5人が選出された。リーグ独走チーム並みだ。これは、打撃成績がそれだけ突出している証しといえる。チーム打率が.278(28日現在リーグ1位)なので、完全に「打のチーム」のイメージが定着している。

 それに引き換え、チーム防御率は4.16(28日現在リーグ6位)というありさま。やがてペナントレースの折り返し点を迎えるが、10年ぶりのリーグ制覇を達成するための課題は明白になっている。2001年にパ・リーグ優勝を果たした近鉄は、チーム打率.280(リーグ1位)、チーム防御率4.98(リーグ6位)の数字。これは「いてまえ打線」のおかげなのだが、特異な例だろう。安定した強さを保つには、当然ながら投手力の充実しかない。

ベンチで頭が痛い土肥投手コーチ ©中川充四郎

 それにしても、1試合あたり平均5点を取られても78勝60敗2分けでの優勝は固定観念を覆す。見ている側は楽しいかも知れないが、ベンチの首脳陣の心境はいかなるものだったか。まあ、現在の西武もそれに近いといえば近い。24日のロッテ戦。7回表を終了して8対2と楽勝ペースも、終わってみれば8対6の接戦となった。一応、満塁弾を打たれても同点、逆転のない5点差がセーフティーリードとはいうが、投手陣に不安を抱えていると、この言葉は当てはまらない。

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「投打の歯車がガッチリ合った」とは、投手がしっかり抑え、打線がそれに応え勝利をつかむことだ。この言葉が多く使えるチームが最終的にチャンピオンフラッグを手にすると思うが、今後の戦い方に注目したい。

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