元SMAPの中居正広さんと芸能関係者のX子さんとの間で生じた深刻な性的トラブル。「週刊文春」は、そのトラブルにフジテレビ幹部社員の関与があったと報じましたが、フジテレビは社員のトラブルへの関与を一貫して否定しています。そして1月17日、同局の港浩一社長は記者会見を開きました。一方の中居さんは自身のホームページにて1月9日に「お詫び」の声明を発表し、芸能活動を続ける意向を示したものの、23日に芸能界からの引退を表明しました。【全2回の前編/後編はこちら

中居正広 ©︎文藝春秋

アンケート概要

 フジテレビと中居さんによる一連の説明をどのように見たか。今回、「週刊文春 電子版」ではメールマガジン会員向けにアンケートを実施。1月20日から23日までの4日間で796人の会員から回答をいただきました。

 アンケートで聞いたのは以下の3点。その答えとコメントを紹介していきます。

(1)フジテレビ港浩一社長の説明に納得することはできましたか

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(2)第三者委員会の調査で真相究明することができると考えますか

(3)中居正広氏のこれまでの説明は十分だと考えますか

会見形式に批判噴出

 はい 3%(27人)/ いいえ 97%(769人)

 フジテレビは1月17日、新聞社などが加盟するラジオ・テレビ記者会の要請に基づいて、定例会見の「前倒し」として記者会見を開催。テレビカメラはNGで写真撮影は冒頭約10分に限定、会見終了まで会見内容を報道禁止にするなど、さまざまな制限が設けられた。

 アンケートでは圧倒的に「納得できない」という声が多く寄せられた。その数、実に97%。内訳を見ていくと最も多く寄せられたのが、会見の形式を批判する声だ。

部屋が狭いのであれば…

「会見の中身云々以前の問題。そもそも、これまで散々他人の不祥事を追及し、会見を開けだの、突撃だのしておきながら、自らのこととなった途端に『テレビカメラはダメ』『会見終了まで速報流すな』などの制限をつけて実施したこと」(広島県・48歳男性)

「ムービーの撮影を禁じた点、テレビの自殺行為と受け止めた」(東京都・54歳男性)

「テレビ局がテレビをシャットアウトして、記者会見するなんて、前代未聞だ。よっぽど後ろめたい事が有るんだろうと思う。そりゃ、スポンサーも離れます。社員がかわいそうだ」(埼玉県・58歳男性)

 そもそも記者会見の出席者が19社33名に限られた理由としてフジテレビ側は「会場が狭い」ことを理由に挙げていたが、こんな提案をする御仁も。

「部屋が狭いのであれば、ZoomやCisco Webexなどのようなミーティングサービスを使用しての配信とするなどの対応をすべきだったと思う」(栃木県・52歳・性別無回答)