フジテレビのリアリティ番組「テラスハウス」に出演し、2020年5月に命を絶った元プロレスラー・木村花さん(享年22歳)。花さんの母・木村響子さんが「週刊文春」の独占インタビューに応じた。
花さんの母・響子さんは2022年12月、番組を制作したフジテレビと制作会社に対し、安全配慮義務違反に基づく損害賠償を求め、訴訟を起こした。
しかし、フジとの戦いは遅々として進んでいない。
これまで裁判所に書面で主張を提出する手続きが行われてきたが、次のステップである証人尋問は未だ開かれていない。
裁判進まず…フジの主張に「涙が止まらない」
実は、裁判はすべて非公開で行われてきた。
「証言してくださった方への誹謗中傷を防止するため、証言者は匿名のアルファベット表記にして欲しいと求めました。それに対しフジ側は、スタッフらフジ側の証言者もSNS上に晒され誹謗中傷される可能性があるという理由で訴訟記録の全部の閲覧制限を請求し、そのうえ裁判がクローズドになったのです」(響子さん)
非公開になった途端、フジ側は態度を豹変させたという。響子さんが続ける。
「フジテレビの主張を読む度に涙が溢れて止まらず、文字が理解できなくなる日もたくさんあります。裁判がある度に生きる気力をなくす。でも裁判をやめてしまったら生きる理由がなくなる。だけど裁判は進まない。生殺しみたいにされてギリギリで生きてます」
一体、響子さんを苦しめるフジ側の主張、そして裁判とはどのようなものなのかーー。
2月19日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および2月20日(木)発売の「週刊文春」では、フジテレビが非公開後に豹変させた主張の詳細や、響子さんが明かす新たな証拠、「テラスハウス」制作スタッフのその後の栄転ぶりなどを詳しく報じている。

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