2月21日、東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)を東京地検が背任容疑で起訴したことが判明した。

 岩本容疑者は、2つの教育棟と附属病院である足立医療センターの建設において、架空の建築アドバイザー費用を一級建築士に支払い、合計約3億円の損害を与えた容疑がもたれている。

 岩本容疑者といえば、「女帝」の異名で知られ、長年にわたり女子医大を支配してきた人物だ。「週刊文春」はこれまで岩本容疑者による大学資金の不正流用疑惑について報じてきた。

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岩本絹子容疑者(女子医大2021年配信動画より)

 そして今回、岩本容疑者が起訴された一方で、女子医大の内部では依然として「膿」が残っているという。

 女子医大労働組合の顧問を務める、大竹寿幸弁護士が語る。

「岩本体制の時に乱発したスラップ訴訟を、大学側が今も継続して争う姿勢を示したことは、真相解明に背を向けているとしか思えません」

 一体、何があったのか――。

 2月21日(金)配信の「週刊文春 電子版」では、岩本容疑者による「疑惑のカネ」の全容、女子医大内部に残る「秘密警察」の実態、そして診療体制の再構築に向けた動きなどを詳しく報じている。

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