「まさかの25年ぶりのライブということで、皆さん、お互い大人になりましたね。こうしてお会いできるなんて、今年のはじめには思ってもみませんでした」
女優・広末涼子(44)が昨年12月に行ったライブでの言葉だ。しかし、その4か月後、広末は静岡県の病院で看護師に暴行を加えた疑いで現行犯逮捕された。
かなりの金額を事務所に支払った
広末は2023年6月、「週刊文春」で鳥羽周作シェフとの不倫を報じられ、所属事務所から無期限謹慎処分を言い渡された。4社のCM契約は全て解除となり、翌月には夫のキャンドル・ジュンとの離婚も発表した。
2024年2月には事務所を退所し、自身が代表取締役を務める個人事務所「R.H」を立ち上げた。事務所関係者は次のように明かす。
「円満退所が前面に表れた形の双方の発表ですが、実は根は深いんです。CMなどに関する億単位とされた賠償金がネックになっていただけでなく、彼女と二人三脚で歩んできた井上(義久)社長が感情的になっていた面も見受けられました。
広末と井上社長は直接ではなく、互いの弁護士を通じての話し合いを続けていたものの、事実上、彼女は事務所から放置されているような状態だった。ただ、『広末は一銭も賠償金を払う意思がない』とも報じられていましたが、それは事実ではありません。自らの責任を果たすために、かなりの金額を事務所に支払ったそうです」
広末の知人も次のように語る。
「彼女も決して"独立さえすれば元のように簡単に仕事ができる"とは楽観的には思っていません。自らがしてしまったことを反省し、一旦はこの世界から身を引こうとした時期もあったほどです。それでも、子どもたちからの応援もあって、"細々でもお芝居ができるならやるだけやってみよう"と独立を決意しました。今後は、自らマネジメントをしながら演技の仕事をしていく。茨の道であることは覚悟の上です」
「楽しいことばっかりじゃない、でも大丈夫!」
昨年12月9日、広末は東京・丸の内のライブレストラン「コットンクラブ」で25年ぶりとなるライブを行った。冒頭で触れた1時間余にわたるライブで、広末は「夢をいっぱい追いかけて、頑張って、大人になって、色々あって……。楽しいことばっかりじゃない、でも大丈夫!」と語り、13曲を熱唱していた。
4月8日、静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどの暴行を加え、けがをさせたとして、静岡県警掛川署は傷害容疑で広末を現行犯逮捕したと報じられている。
事務所退所から1年あまり。女優として新たなスタートを切ったはずの広末だったが、今回の逮捕により、その前途は再び不透明なものとなった。
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