4月8日、静岡県警掛川署は傷害容疑で、俳優の広末涼子容疑者(44)を現行犯逮捕した。静岡県島田市の病院で看護師の女性に足蹴りしたほか、腕をひっかくなどの暴行を加え怪我をさせたという。

広末涼子〔2014年撮影〕 ©文藝春秋

 2024年2月に事務所を退所し、自身が代表取締役を務める個人事務所「R.H」を立ち上げていた。同年12月には25年ぶりとなるライブを開催するなど、順調な再スタートを切ったかのように見えていたが……。「週刊文春 電子版」に掲載された当時の記事を全文公開する。

(初出:「週刊文春 電子版」2024年12月13日配信)

ADVERTISEMENT

◆◆◆

「夢をいっぱい追いかけて、頑張って、大人になって、色々あって……。楽しいことばっかりじゃない、でも大丈夫!」

 2024年12月9日、東京・丸の内のライブレストラン「コットンクラブ」。ステージ上の“彼女”は、溌剌と語ってみせた。この日、25年ぶりとなるライブの初日公演を迎えたのは、女優・広末涼子(44)だ。

ライブ会場のHPより

「昨年6月、広末は『週刊文春』で鳥羽周作シェフ(46)との不倫を報じられ、所属事務所から無期限謹慎処分を言い渡されました。4社のCM契約は全て解除となり、翌月には夫のキャンドル・ジュンとの離婚も発表しました」(芸能記者)

 2024年2月には事務所を退所し、自身が代表取締役を務める個人事務所「R.H」を立ち上げた。

「かつては『MajiでKoiする5秒前』など歌手としても活躍した広末ですが、1999年のコンサートツアー以来、歌から遠ざかっていた。事務所の独立をきっかけに、女優業以外にも活動の幅を広げようとライブを企画したそうです」(同前)

広末の出演を伝えるボード

 公演は3日間。こっそりファンクラブに入会していた小誌記者(29)は全てに申し込んだが、当選したのは初日公演のみというプラチナぶりだ。こんなところで運を使っていいのか……というかすかな疑念が脳内をよぎる。だが、「生ヒロスエに会える!」という喜びが勝り、勇んで会場に“潜入”した。

開演前の会場の様子

200席に満たない会場で…

 入場料は1万2800円。会場は200席に満たず、客と演者の距離感が思いのほか近い。ライブ限定グッズであるマグカップや、広末の「生足」がデカデカとプリントされたTシャツが販売されており、期待が膨らむ。19時半、開演時間ぴったりに、広末が姿を現した。