羽田空港に設置されているマッサージチェアの設置管理事業をめぐり、日本空港ビルデングが1億円の所得隠しを指摘された問題。
「“親の七光り”の典型です」
キーマンの古賀誠元自民党幹事長の長男の人となりを、空港問題に詳しいノンフィクション作家の森功氏が語る。
「古賀氏は二階俊博・元自民党幹事長と並び立つ運輸族のドン。長男は、その“親の七光り”の典型です。20年ほど前には『古賀誠の長男』と書かれた名刺を持ち、地元福岡の有力者などに配り歩いていた。父の威を借りて仕事をする息子のことを、父の誠氏も容認している印象を当時、受けていました。その頃から長男が全国の空港にマッサージチェアを設置する事業を行っていることは知られており、今回の報道を知って『まだやっているのか』と驚きました」
長男に話を聞くため訪ねた自宅は、都内にある高級賃貸マンション。不動産サイトによれば家賃は161万円~255万円ほど。豪華なロビーに駐在するコンシェルジュの女性に長男への取り次ぎを頼むと――。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、日本空港ビルデングのマッサージチェア事業の不正の実態、古賀氏や長男の取材への応答、日本空港ビルデングが抱える知られざる“2世問題”などを詳報している。
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