6月10日、山尾志桜里元衆院議員が会見を開き、7月の参院選出馬を改めて表明した。一方、記者からは「週刊文春」が報じてきた弁護士との不倫に関する質問が飛んだが、「言えない」と回答することはなかった。
彼女が語らなかった「過去の報道」とはどのような内容だったのか。週刊文春が報じた「W不倫」「元妻の悲痛な告白」「公認前後にしていた放言」を記事で紹介する。
「山尾志桜里さん、彼女の死装束はウェディングドレスでした」不倫弁護士元妻の自死 親友たちが悲痛告発
不倫相手の元妻は20年10月、夫も子どもも奪われ、自ら命を絶った。あれから4年8カ月。沈黙を守ってきた親友たちが重い口を開いた。
「未だ説明と謝罪を避け続ける誠意のない人間に、国政に戻る資格はあるのでしょうか」
史上初の女性幹事長が幻に消えたのは、「週刊文春」取材班が彼女に直撃した2日後のことだった。党再生をかけた代表選の最中、前原誠司陣営の女闘士が連日のように密会していたイケメン弁護士は一体、何者なのか。民進党の存続を大きく揺るがす驚愕スキャンダルが発覚した。
「山尾志桜里さん、夫と息子を返して」倉持弁護士 元妻の慟哭手記
W不倫疑惑について説明責任を果たさず、倉持氏を政策顧問に迎え、「公私にラインを引く」などと開き直る山尾氏。だが自身の身勝手な言動で一つの家庭を壊した事実にはどう向きあうのか。「せめて息子だけでも返して」。元妻の悲痛な叫びも彼女には届かないのか。
山尾氏は過去の報道について一切説明することなく、21年6月に次期衆院選への不出馬を表明。政界から姿を消したのだった。
それから4年弱。本名の「菅野志桜里」として文筆活動などを続けていた山尾氏だったが、昨年末、近しい人たちを前にこう口にするようになったという。
「衆・参問わず、国会議員に戻りたい。(政党は)国民民主以外ない」
