バンクーバー五輪銀メダリストで、日本を代表するフィギュアスケーターである浅田真央(34)。6月12日には都内で記者会見に臨み、「アカデミー」設立を発表。「私は指導者として、新たな1歩を踏み出します」と宣言して、コーチ業を始動することを明らかにした。

 フィギュア界にとって明るいニュースだが、一つ大きな懸念があるという。あるフィギュア関係者が証言する。

「実は真央は、村上佳菜子(30)との関係が悪化し、断絶状態にあるのです」

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2人とも同じ中京大中京高校を卒業(中央=浅田、右=村上) ©︎時事通信社

 同じ中京大中京高校出身で、一緒に宮古島旅行もしたことがある真央と村上。2人の仲に亀裂が走ったのは、2022年春のこと。同年9月から翌23年まで行われた、真央が座長のアイスショー「BEYOND」をめぐる出来事だった。

真央は「BEYOND」の練習を中断

 公演の関係者が語る。

「実は当初、村上さんはショーにキャスティングされ、練習に参加していました。ところがショーをめぐって、他の出演者のスケーターたちから不満の声が彼女に寄せられたのです。練習に対しての報酬が出ないことや、公演先での宿泊料を一旦出演者が立て替えることなど、運営についての不満でした。

 村上さんは、出演者を代表するかたちで座長の真央さんに直言しました。また男性スケーターとして年長格の無良崇人さんも、真央さんに運営側の不手際を伝えたのです」

真央が座長のアイスショー「BEYOND」

 その直後、真央は「BEYOND」の練習を中断し、ショーを開催しないと言い出した。その後、「BEYOND」は開催にこぎつけたが、村上と無良は出演者から外されたという。

「村上さんは真央さんから降板させられたことに、とてもショックを受けていた」(前出の関係者)