「お尻を出したい」

まつなみ 私のネタを見て、「一線は越えないでね」と親は心配しています(笑)。でも私が本当にやりたいのは、森三中の大島さんのようにお尻を出したりすることなんです。ブリーフ一丁で走り回ったり、ローション相撲をしたり、「次は何をやってくれるんだろう」と思われる芸人になりたいんです。

――お笑い芸人になって驚いたことはありますか?

まつなみ 私が大股開きをしたり体を張ったネタをすると、思っていたのとは違う見方をされることに衝撃を受けました。「無理してそんなことやらなくていいよ」と言われることがあるのですが、「心から望んでやってるのに誰もが笑ってくれるわけではないんだな」と痛感しています。

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「自衛官や看護師のあるあるネタをやったら?」と言われるのですが、仕事として取り組んできたのでお笑いの目線で見ることが難しくて。世の中に合わせなければいけないのか、自分のやりたいことを続けていいのか、難しいところです。

©山元茂樹/文藝春秋

――お笑いをやっていることは、職場の方は知っているのですか?