実写では令和最大のヒットとなった映画『国宝』。リピーターが続出し、波及効果は本家の歌舞伎にも、ならば「週刊文春」もブームに便乗し隅から隅まで、ずずずいっと取材敢行。まだ映画を見ていないという方も、映画館で何度も見たというリピーターも必読の「非公式ガイド」が完成しました。
吉沢亮が継ぐ三浦春馬の遺志《チケットで歌舞伎座通い》|特集「国宝」を10倍楽しむ
寂れたホテルの屋上に佇む男。着物は着崩れ、汗と涙で顔に塗った白粉は剥がれかかっている。男は自らのスキャンダルで歌舞伎界から追放され人生の奈落にいた。そしておもむろに舞いはじめて――。映画終盤、主演・…

芸妓役・見上愛が舞台挨拶で語った「エディター愛」|特集「国宝」を10倍楽しむ
「二号さんか三号さんにしてよ。今から予約」 若き喜久雄にそう頼み込む祇園の芸妓・藤駒役で「国宝」に華を添えた見上愛(24)。そんな彼女がひそかに愛するのは――。 見上は日本大学芸術学部卒…

「ここで森七菜がオムライスを…」新人記者が勝手に聖地巡礼|特集「国宝」を10倍楽しむ
めくるめく映像美、「血と芸」が絡む歌舞伎役者の生き様。「国宝」の世界にすっかり魅せられた1人が、今春入社した青森出身の新人女性記者(23)だ。 「聖地巡礼してきます!」 そう言…

「やっぱり、いい役者だな」渡辺謙 急逝恩人のラストメッセージ|特集「国宝」を10倍楽しむ
主人公・立花喜久雄の才能を見出した、上方歌舞伎名門家の当主、二代目・花井半二郎。熱演するのは、自身も“芸能界のドン”にその才を評価され、後に「世界のワタナベ」と呼ばれるように…

“女形の人間国宝”田中泯はダンスより農業がお好き?
劇中で喜久雄(吉沢亮)と俊介(横浜流星)が“美しい化け物”と息を呑んだ女形の人間国宝、小野川万菊を演じるのが、田中泯(みん)(80)だ。 芸能記者が語る。「撮影が終わってから…

「国宝」観ました|林真理子
もはや社会現象とまでなっている映画「国宝」。 やっと行ってまいりました。 こういうことを言うと自慢になるが、私はこの映画を誰よりも早く観る権利と義務があると思っていた。 なぜなら吉田修一さんの原作が…

寺島しのぶ「国宝」で越えた「松竹との41年恩讐」、歌舞伎役者との破局に「殺したいと思った」
「冗談やろ。喜久雄は部屋子やで。俊ぼんが筋やろ!」 「名前があるかで、何もかも違ってくんねん!」 歌舞伎の名門に生まれた1人息子の俊介(横浜流星)が、拾われてきた才ある部屋子の…

あんぱんから国宝へ 瀧内公美(35)の教員免許とティッシュ配り
「彼女は当時、まだ売れてなくて、知名度も全然なかった。それでも、役のためなら身を犠牲にしてもいいと思っているんじゃないか、そこまで思わせる雰囲気がありました」 俳優の瀧内公美(35)についてそう振り…

映画「国宝」大ヒット 吉沢亮がマネジャー監視「断酒生活」
6月6日に公開された吉沢亮(31)主演の映画「国宝」が、わずか10日で興行収入12億円に迫り、大ヒットの兆しを見せている。 芥川賞作家・吉田修一の同名小説が原作の「国宝」は、任侠の家に生まれた主人公…


