「YUYUの実家ってもしかしてとんでもないお金持ち?」いきなりテレビデビューできた経緯

――デビューのきっかけは何だったのでしょうか。

YUYU ある日突然、MITOMI TOKOTOさんから「SNSを見ていて思ったけど、YUYUの実家ってもしかしてとんでもないお金持ち?」って連絡が来たんです(笑)。それが私が芸能界で生きていくための売りになる、と。そこからデビューまでは早かったです。

――ついに夢がかなったのですね。特にお母さんは「良い大学、良い会社に入るのが幸せ」という考えだったそうですが、芸能界入りについての反応はいかがでしたか?

ADVERTISEMENT

YUYU 最初は「芸能界は、とにかく大変なところだから」とものすごく反対されました。父と母は、仕事やパーティーなどで芸能人と会う機会も多く、実情を知っているからこそ心配してくれていたんだと思います。でも、デビューした今は「やるからには頑張りなさい」と応援してくれていますね。

 

――2024年9月にデビュー、翌月には『週刊さんまとマツコ』に出演し、その桁外れの「お嬢様っぷり」で一躍話題になりました。

YUYU 自分にとっては日常のことだったので、それをテレビが取り上げてくださって、さらにこんなに話題になるなんて全く考えていませんでした。驚きはしましたが、嬉しかったですね。

テレビ出演後、友人から「お金貸して」と連絡が来て…

――その一方で、メディアへの露出が増えれば増えるほど、心無い言葉を投げかけられることもあるのではないでしょうか。

YUYU DMには、「お前の家庭はすぐ潰れる」「家を荒らしてやる」といった、脅迫めいた言葉が届きます。

 ただ、我が家はずっとお金に困らない生活を送っていたわけではありません。

 今だって、メディアで取り上げられるキラキラした面は、私の生活のほんの一部です。「こんな一面だけ見せられたら、勘違いする人もいるよね」と思って、できるだけ気にしないようにしています。とはいえ、直接の知り合いから心無い言葉を投げかけられるのは、辛いですね……。

 

――差し支えのない範囲で、どんなことを言われたのかお伺いしてもいいですか?

YUYU テレビに出演してから、「そんなにお金持っているなら、お金貸してよ」「お金持ちなのに、なんでこれまで奢ってくれなかったんだ」とか言われるようになって。仲良しだと思っていた子から、「300万円貸して」と言われたこともありました。

 小さい頃から母に「お金の貸し借りは絶対にダメ」と教えられていたので断ったら、逆上されてしまって……。「金の切れ目が縁の切れ目」を痛感して、すごく悲しかったです。

 ただ、私の状況を知っても変わらず仲良くしてくれる友達もたくさんいて。特に、小中学生時代の友人は、テレビを通じて私の家庭環境を知った人が多いのですが、知る前と後で関係は変わっていません。

 友人たちと食事をしたときに、一度だけ私が「今日はみんなの分を奢るよ」と言ったことがあるのですが、「友達なんだから、そこは平等に割り勘でしょ。変な気の遣い方しないで」とはっきり言ってくれて。嬉しかったですね。