直木賞作家・村山由佳さんの新連載小説「GAME―ゲーム―」が、リニューアルする「週刊文春」9月11日号(9月4日発売)より始まります。

『PRIZE-プライズ-』が話題を呼んでいる村山由佳さん

 村山さんの直近の話題作といえば『PRIZE―プライズ―』。「どうしても直木賞が欲しい」と承認欲求を剥き出しにする人気作家と、彼女を取り巻く編集者たちの欲望が赤裸々に描かれた本書は、大きな反響を巻き起こしました。「文藝春秋」「直木賞」「オール讀物」といった実名の登場も話題に。

村山由佳『PRIZE』(文藝春秋)

 新連載「GAME―ゲーム―」は、ニュース番組『フラッシュ11』のメインキャスターとして華々しく活躍する局アナの鷲尾粧子(50)が主人公。さらに、もう一人の主人公と言えるのが「週刊文春」記者(!)の速水理央(34)。ふたりは共に、政治家、企業、芸能人らの秘密に踏み込みスクープするジャーナリズムの世界に身を置きつつ、それぞれに“秘された”恋愛が進行中です。彼女たちの恋の行方は。そしてふたつのマスメディア、スクープの渦、ふたりが抱える秘密はどのような交わりを見せるのか――。50代と30代。ふたりの大人の女性の、一筋縄ではいかない生々しい恋と仕事への葛藤を描く注目作です。どうぞご期待ください!

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