『ロッキー』オマージュの生卵を飲むシーンが 

 ドロップキックマン役の相澤隼人さんは、撮影中の思い出深いエピソードとして、トレーニングシーンの一幕を挙げた。

「生卵を飲むシーンがあったんですけど、松本さんがちょっと『おえっ』てなって、そこで(現場が)大爆笑になっちゃって。(映画に)使えなかったのはちょっと残念なんですけど、それが自分の中ではいい思い出です」と語り、笑いを誘った。「『ロッキー』へのオマージュをやろうとしたんですけど(笑)」と阪元監督。

 アクション監督の垣内さんは、キャスト陣のポテンシャルの高さを称賛。伊能さんについてはボクシング経験、松本さんについては「やられるリアクションがとにかく上手」だったと言い、「僕から改めて言うみたいなことはなんかなかったかな」と、指導の必要がほとんどなかったと語った。

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©OAFF EXPO2025-OAFF2026

 登壇したキャスト・スタッフは、観客からの大きな拍手に送られて退場。トークイベントは盛況のうちに幕を閉じた。

©「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]」製作委員会

『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』
 

STORY
殺し屋・真中卓也は、アルバイトで生計を補う日々を送っていた。ある日、銃の調達依頼で大きなミスを犯したところを、同じ殺し屋の国岡昌幸に救われる。しかし、その一件が原因で真中は殺し屋協会から謹慎処分を受けてしまう。そんな中、突然現れたのは元祖・京都殺し屋ランキング1位でもある真中の父、陸斗。卓也を一喝し、無理やり実家に連れ去ってしまった。実家で淡々と家の手伝いに徹していた真中だったが、やってきた国岡の言葉で、眠っていた闘志に再び火がつく。父を倒すため、猛烈な特訓の日々が始まった――。
 

STAFF&CAST
監督:阪元裕吾/出演:松本卓也、伊能昌幸、大坂健太、上のしおり、藤澤アニキ/2025年/日本/103分/配給:キングレコード/©「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]」製作委員会/10月10日より全国ロードショー

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