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「あれよあれよという間に、『私が志村さんの誕生日会に参加して、志村さんにコロナをうつした』というデマが拡散されていったんです。Twitter(現X)が一番ひどかったけど、インスタのストーリーや、匿名の掲示板にも。私、志村さんにお会いしたことすらないのに」
DMで「人殺し」「大嘘つき」など1日400~500件
デマと共に拡散された写真がある。志村が飲食店で誕生日ケーキを前に女性たちに囲まれたものだ。この写真は藤崎ママとは無関係で、後に、藤崎ママを良く思っていなかった女性実業家が投稿を指示していたと一部で報じられた。だが、情報の海に投じられた断片的な情報は、何も知らない人たちの間に「藤崎ママが志村にコロナをうつした」というデマを拡散させるには充分だった。
「TwitterやインスタのDMで『人殺し』『大嘘つき』などと、1日400~500件ぐらい言われるようになった」(同前)
続いて語られたのは、止まない誹謗中傷に人の目が怖くなり、死を考えたというおぞましい記憶だった。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、この記事の続きとなる「藤崎ママが発信者の開示請求を起こすまでの告白」を掲載。また、深刻な誹謗中傷の被害にあったことで知られるスマイリーキクチによる壮絶な体験の証言と加害者にならないための活動、メッセージを詳しく報じている。

