日本が震撼した「地下鉄サリン事件」から30年。この凶悪事件を起こした“カルト教団”オウム真理教の内実に迫る肉声を一挙紹介します。[全7記事]
四女と麻原彰晃の遺体を見送って
【四女の代理人弁護士の手記】東京拘置所の責任者から、「死刑を執行しました」と電話がありました。私が松本智津夫の四女の代理人だからです。続けて、「遺体と遺品の引取りをされる気はありますか?」と聞かれました。すぐさま四女に確認を取り…

「一生の不覚でした」
【銃撃された警察庁長官インタビュー】要するに、私は、地下鉄サリン事件前後の一種異様な雰囲気を察して、すこし危ないかなとは思っていたものの、めったなことはあるまいと事態を軽く見て…

護送車の中で麻原と雑談した
【麻原に手錠をかけた警部補の手記】護送車の中では麻原と雑談もした。「柔道は強いのか」という他の捜査員の質問にも応じた。私も彼の宗教観が気になり、後部座席の麻原に思わず声をかけた。「地獄はあるのか」。彼は「ありますよ」と…

オウム死刑囚との「化学式」問答
【最初にサリンを同定した科捜研の研究員の手記】「オウムはどうだったの? 研究はできたの?」と尋ねると、顔がパッと明るくなりました。「最高だった。何でも好きな研究をさせてくれました」「君の研究室を見てきたよ。いろんな機械があったね」「お金はいくらでも出してくれました。高性能の…」

死人のような「天才信者」
【サリン製造キーマンを取り調べた刑事の独白】土谷は高校時代に彼女はいたものの性体験はなく、定期的に起こる夢精に真剣に悩んでいた。ところが、オウムの道場で修行をしたら夢精がなくなったらしい。詳しく話を聞いていくと…



