9月30日、経済同友会の代表幹事を辞任することを発表した新浪剛史氏。一度は自粛を申し出ていた新浪氏。代表幹事を取り巻く状況はどのようなものだったのか。元オリックス会長で経済同友会「終身幹事」の宮内義彦氏への直撃記事を再公開する。(初出:2025年9月24日配信。年齢、肩書は当時のまま)

 経済界に衝撃を与えた新浪剛史氏(66)の「薬物疑惑」。新浪氏は「潔白」を主張する一方で、サントリーHDの会長を9月1日に辞任した。ただ、経済同友会の代表幹事職については自粛中のまま。新浪氏は処遇を同友会に委ねるとしており、同友会側は9月のうちに一定の目途をつけたい考えだ。

新浪剛史氏 ©時事通信社

「今、同友会のガバナンスが問われる」

 その新浪氏とも交流があり、経済同友会「終身幹事」の肩書を持つのが元オリックス会長兼グループCEOの宮内義彦氏(90)である。「週刊文春」の取材に宮内氏は、新浪氏を巡る騒動について、初めて見解を明かした。

「彼とは非常に親しくしてたから、色々な思いはあるけども……。サントリーはガバナンスを発揮したわけでしょう。今、同友会のガバナンスが問われる」

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元オリックス会長兼グループCEOの宮内義彦氏 ©時事通信社

 経済界のレジェンドの見方について、9月24日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および25日(木)発売の「週刊文春」で詳報している。また同友会内部の混乱ぶりもあわせて伝えている。

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