「アイドルがやればね これがこうですよ」――SNS(X)で自身の中学時代と現在の「ビフォーアフター」写真を公開し、7万もの「いいね」を集めたアイドルグループ「ココロシンドローム」黄色担当の雨宮ひいとさん。水泳に打ち込み、アニメ好きだった中学生が、なぜ人気アイドルへと変貌を遂げたのか。

SNSで大バズリした、現役アイドル・雨宮ひいとさんのビフォーアフター。左が中学生時代、右がアイドルになってからの写真(写真:本人提供)

高校2年までスッピン生活、それが…

「中学のころはあんまり自分に興味がなかったんですよ。化粧も高校2年生ぐらいまでしてなかったし、髪型も全然気にしてなかったです」と話す雨宮さん。当時は水泳部に所属し、特に「Free!」というアニメが大好きな"アニメオタク"だった。恋愛にも興味がなく、「モテたい」という願望すらなかったという。

 そんな彼女の転機となったのは、意外にもコロナ禍だった。

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「高校1~2年生のころ、コロナが流行ってたんですよ。学校も休みで、部活もなくて、家にずっといたんです。やることもなかったんで、日中は寝ていることが多かったから、お腹が減らなかったんです」

 そうして自然と朝昼抜きの生活になり、気づいたら60キロあった体重が43キロまで減少。「痩せるのにハマってきちゃって」と雨宮さんは振り返る。同時期にSNSで流行していたメイク動画に触発され、化粧にも目覚めた。

なぜアイドルに大変身?

 高校卒業後、スポーツの専門学校に進学したものの勉強についていけず、辞めるかどうか迷っていた時、同じアイドルグループに所属していた姉から「一緒にやらない?」と誘われたのが転機だった。

「アイドルの存在もAKB48さんぐらいしか知らなかったんです。お姉ちゃんは元々アイドルが好きだったみたいなんですけど、私は全然でした」

 現在は月に20日ほどアイドルとして活動し、ステージでライブをしたり、コンセプトカフェで働いたりしている。最初は女性らしい雰囲気だったが、中性的な見た目に変わってからは女性ファンが増えたという。

 大きな変化を遂げた雨宮さんだが、SNSでのビフォーアフター写真公開後、「整形してるよね」「別人の写真でしょ」といった誹謗中傷も受けた。しかし彼女は「私ってそんなに変わったんだ!」とポジティブに受け止めている。

「これからだんだん大きいステージには立ちたいなって思っています。もっと大きいライブハウスでできるよう、もっと頑張らないとなって思います」

アイドルとして活躍する姿(写真:本人提供)

 中学時代の自分に対しては「あんまり人生思いつめない方がいいよ」とアドバイスしたいという雨宮さん。「この先も自分の人生なんで、楽しくいたいですね。『生きるのが楽しい』ってずっと思っていたいです」と笑顔で語った。

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