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2018/09/01

あの「南北融和ムード」を笑い飛ばす

 2018年1月9日、文在寅政権は慰安婦に関する日韓合意の「新方針」を発表。文在寅は日韓合意について、

「この合意で慰安婦問題は解決できない」

 と表明した。

 慰安婦問題に関して「最終的かつ不可逆的な解決」を謳った日韓合意を、反故にしたことになる。

 2018年2月には平昌冬季五輪開催。アイスホッケー女子では南北合同チームが結成されたが、当事者である韓国代表の選手たちの意思は悉(ことごと)く無視された。

 大会に合わせて、金正恩の実妹・金与正(キムヨジョン)が率いる北朝鮮の高官代表団が12年ぶりに訪韓。金与正は金日成の血を引く直系親族だが、「白頭山(ペクトウサン)の血統」の訪韓は初めてのことであった。

 こうしてにわかに演出された「南北融和ムード」であったが、結果的には「オリンピックが政治化されてしまった」との印象が国際社会に広がった。

平昌五輪でアイスホッケーの試合を観戦する文在寅(左から2番目)と金与正(右) ©AFLO

 動画共有サイト「YouTube」には、平昌冬季五輪で鮮明となった文在寅政権の「従北姿勢」を痛烈に批判するラップ調の歌が公開されて話題に。歌詞は以下の通り。

―――

「ここは北韓なのか南韓なのか
 全世界が嗤(わら)ってる『平壌オリンピック』 俺は嫌いだ」

「オリンピックを使って堂々と朝貢してる
 わが国の選手より北朝鮮の野郎たちが優先なのか」

「一体どうして北朝鮮に気を遣っているのか
 金正恩のブタ野郎に気を遣っているからだ」

―――

 この動画は公開後、すぐさま驚異的な再生数を記録。文在寅政権に対する韓国国内での不満が高まっていることが明白となった。

●本音
 韓国人の本音。
 朴槿恵政権よりも悪い政治など思いつかない。
 文在寅政権以外では。

世界はジョークで出来ている (文春新書)

早坂 隆(著)

文藝春秋
2018年6月20日 発売

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