11月15日で創業130周年を迎えた東洋経済新報社。10月の人事異動では、社内から驚きの声があがったという。
「週刊東洋経済の前編集長であるN氏が、雑誌の編集局から離れ、広告系の部署に異動となったのです」(現役社員)
N氏は昨年7月に『週刊東洋経済』編集長に就任。だが今年3月、わずか8カ月で降板していた。
「機構改革の一環で『週刊東洋経済編集長』の役職が無くなったことを受けての降板だと、幹部から説明がありました。新設された『東洋経済総編集長』が、雑誌とWebの両方を統括することに。他方、『東洋経済オンライン』の編集長ポストは存続するので、歪な構造と言えます」(同前)
部下に対するマタハラで懲戒処分
内情に詳しい社員が証言する。
「機構改革は表向きの理由に過ぎません。実はその裏で、N氏は部下の女性に対しマタニティハラスメント(マタハラ)を行い、懲戒処分を受けていたのです。人事異動までの経緯を振り返ると、会社の対応は“隠蔽”と言われても仕方のない、お粗末なものでした」
東洋経済新報社は、N氏のマタハラについて「回答を差し控えます」とした上で、「当社は全てのコンプライアンス事案に対し、社内規定に基づき、迅速かつ厳正に事実確認を行った上で、適切に対応を講じています」と述べた。
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N氏のマタハラはどのようなものだったのか――。11月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」並びに27日(木)発売の「週刊文春」では、N氏のマタハラと同社の対応の詳細を読むことができる。
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