12月2日午後、都内のオフィス街にTOKIO元メンバーの松岡昌宏(48)の姿があった。ラフな白色のシャツに黒縁眼鏡姿。早足で仕事先に向かう松岡に「日テレの記者会見は見ましたか」と尋ねると、言葉を選ぶように時折、神妙な面持ちをしつつ語るのだった。

「そうですね、大体は見させてもらいました」

 日本テレビの福田博之社長が定例記者会見を開いたのは、前日の1日のことだ。メンバー(当時)の国分太一(51)がコンプライアンス違反で看板番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を突如降板し、テレビ業界から姿を消してから5カ月余。福田社長は松岡らの今後の出演を問われると、顔色を変えずにこう述べたのだった。

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小誌の取材に激白した松岡 ©文藝春秋

「続けてご出演していただくことをお願いしています」

 松岡にその発言について率直な意見を尋ねると、考え込むように空を眺め、こんな言葉を口にした。

「あのときも今も、日テレサイドからは何の説明も報告もなかったんですよね」

松岡自身が当時を振り返って言う。

「降板の公表前に国分の口からそのことは聞きましたが、日テレさんからは5カ月以上、何も説明はなく、全くゼロです。その状態が続く中、昨日の会見で『続けてご出演していただく』っていう言葉を聞いたときは『あぁ、もういよいよ我々にその(進退を自分で決める)選択肢はないんだな』と思いました。我々は、これからどういう立ち位置で、どういうふうに番組と向き合っていけばいいんだろうというのが率直なところですよね。説明がないので『一体何なんだ、これは』と」

 40分におよぶ直撃取材で松岡は、日テレへの思い、国分からの相談、TOKIOメンバーとの話し合いなどについても語った。記事全文は、配信中の「週刊文春 電子版」および12月4日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる。

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