ランジェリー姿も…「後悔なく出し切りたい」

 前田さんは「最後の写真集として、後悔なく出し切りたい」と抱負を語り、発売に先んじて公開されている先行カットには、透け感のある黒のランジェリー姿などの大胆な写真も。

 この20年間の変化を物語っているようでした。

前田敦子と篠田麻里子 ©文藝春秋

 前田さんはAKB48選抜総選挙において、2009年の第1回と2011年の第3回で1位を獲得しています。

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 第3回で1位に返り咲いたときの彼女の「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」というコメントは、いまなお語り草となっている名言。ファンもアンチも多かった“アイドル・前田敦子”という存在は、翌年の2012年8月に卒業するまで、AKB48の“顔”だったと言えます。

GP帯ドラマのヒロインに見事返り咲き

 一方、俳優業にはグループ在籍時から精力的に取り組んでおり、2007年の映画『あしたの私のつくり方』で俳優デビュー。2010年には連続ドラマ『Q10』(日本テレビ系)のヒロイン、2011年には連続ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(フジテレビ系)で主演に抜擢されていました。

 AKB48卒業後も役者を主軸に活動。2015年に連続ドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ系)のヒロイン、2016年には連続ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)の主人公を務めました。

 ただ次第に前田さんは、GP(ゴールデン・プライム)帯のドラマで主演や2番手でキャスティングされることが減っていきます。それでも腐らずにバイプレイヤーやゲストとしての出演をしっかりと続け、今年4月期の連続ドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)では、GP帯ドラマのヒロインに見事返り咲き。俳優としてのポジションを確立しつつあるのです。