「(出演は)僕が無理なんで。子供にだけは、大河に出て、主役でも張っていただかないとと思って。頼むぞって望みを込めて」
1994年1月。「徹子の部屋」(テレ朝系)に出演した当時29歳の中野英雄(61)は、我が子の名に込めた願いをこう明かしていた。
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「いつか大河に出れたらいいね」とイジられてきたが…
それから30年余。次男の仲野太賀(32)は、1月4日から始まったNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」での主役の座を射止めた。放送担当記者の話。
「主演発表があった24年の11月、仲野も『徹子の部屋』に出演し、父が命名の由来を明かす過去のVTRが番組内で流れると『ちょっと今、震えました』と照れ笑いしていました」
仲野は13歳で芸能界入り。当初は父の名に影響されないよう、「太賀」の名義で活動してきた。
「デビュー以来、周囲からは『いつか大河に出れたらいいね』と名前をイジられてきたが、主役抜擢までに大河出演は5作。今や押しも押されもせぬ若手の実力派俳優です」(同前)
役所広司からのあだ名は「小僧」
仲野を取材した経験のあるライターが振り返る。
「気さくな好青年です。友達が多く、特に同年代の菅田将暉や染谷将太、間宮祥太朗らとは仲がいい。先に売れた彼らの活躍が刺激になり、自分もがんばらなければと思ったそうです」
大御所たちにもイジられる“愛されキャラ”で数々の伝説を作り上げてきた。
「役所広司主演の映画『すばらしき世界』(21年)に出た時は、役所から『映画好きの映画小僧』と言われていました」(同前)

