犯行の12日前からは、3~4年間飲んでいなかった咳止め薬を連日飲み続け、犯行当日も多幸感が薄れてイライラしてきたという。 

また、越前谷被告については、軽度の知的障害があると診断が出ているほか、物質使用症・物質誘発症の症状があるという。

咳止め薬に依存しているという自覚もある本人に対し、福祉的支援を行う社会福祉士は、法廷で今後について粘り強く本人に説明等を行い、納得を得ながら支援を進め、自身ができるかぎり、本人が望むかぎり、続けていきたいと話した。咳止め薬などついても環境を変えることで購入する頻度が減ることを信じていると語った。

ADVERTISEMENT

その後、越前谷被告は、弁護人に次のように問われると…。 

弁護人:
今後二度と犯罪をしない? 

越前谷被告:
はい。 

このように答えた一方、過去に再犯している現実を指摘されると、「福祉支援が入ることや裁判員裁判の経験が初めてであることが、これまでと異なるところだ」として、「変わります」と更正の入口に立っていることを断言した。 

「更正への意欲示している」求刑7年に懲役5年の判決  

21日の判決で、東京地裁は「手段を選ばず執拗(しつよう)に暴行脅迫を加えていて、危険で悪質」と指摘したうえで、「店員からの注意に腹を立て、店に損害を与えることを目的として及んだ犯行は身勝手」と非難。

東京地裁(1月21日)

一方で、「社会福祉士が更正支援計画を策定し、これに基づいて、充実した支援体制が構築されつつある」、「更正への意欲を示している」などとして、 検察側の懲役7年の求刑に対し、越前谷被告に懲役5年を言い渡した。 

反省の気持ちを持ち続け変わっていけるか。越前谷被告のこれからが注目される。 

(執筆:フジテレビ社会部 大熊悠斗)

次のページ 写真ページはこちら