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「25歳と26歳では個人的に大きな差がある」

 白石はグループ内でもいち早くソロでモデルとして活動したり、写真集を出したりしてきた。最近では映画やドラマ、CM出演でも注目される。同時に、美容に関する仕事にも関心を示し、いつか自分でプロデュースした商品を出したいという夢も持つ。

7月のテレビ番組では作詞への意欲を語った ©時事通信社

 乃木坂46も結成から7年が経ち、紅白歌合戦への出場、東京ドームでのコンサート開催を実現するなど、すっかり大きな存在となった。この7月には、CDデビュー6周年を祝うバースデーライブを神宮球場と秩父宮ラグビー場で同時開催し、大勢のファンを集めた。それを前に白石は、《この夏に26歳になるんですよ。25歳と26歳では、個人的に大きな差があって。大人の女性として磨いていきたいですし、いろんなことに挑戦して、結果を残したいです》と抱負を語っている(『2018神宮&秩父宮ライブ記念乃木坂46新聞』)。

白石麻衣は、もう、どこへでも行ける?

 そこでどうしても気になるのが、グループからの卒業だ。『パスポート』に乃木坂46の総合プロデューサーの秋元康が寄せた帯文も、「白石麻衣は、もう、どこへでも行ける」というもので、ドキッとしたファンも結構いたのではないか。

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 しかし、これについて本人は前出の巻末インタビューで、どこかに行ってしまうとかそういう意味ではないと思うときっぱりと否定、『パスポート』というタイトルについても次のような解釈を示した。

《乃木坂にいながら新しいジャンルを切り開いて、まだ知らない世界にも行き来できる、そのためのパスポートだと思います。アイドルだからこそいろんなジャンルのお仕事にチャレンジさせてもらえる。今の環境に感謝しながら内面を充実させていければいいなって》

 乃木坂46にあって、さまざまなことに挑戦し、グループをリードしてきた彼女が言うだけに説得力がある。外見・内面ともに自分磨きに余念のない“アイドル・白石麻衣”は、26歳という新たなステージで、はたしてどんな輝きを見せてくれるのだろうか。