ハイエースで車中泊をしながら日本一周を続ける車中泊YouTuberのキンゴツさん(48)とアキさん(45)。かつて日本郵便株式会社と国内大手航空会社に勤めていた夫婦は、5年間の不妊治療を経て2023年に早期退職し、YouTubeチャンネル「わたりどり とんだ」を開設した。現在は登録者数8万人超の人気チャンネルに成長したが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。
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「喧嘩するようになりました」車中泊生活で変化した夫婦関係
「YouTubeを始める前は、あまり喧嘩をしたことがなかったのに、YouTubeの登録者が増えてから喧嘩するようになりましたね」とアキさんは振り返る。YouTubeが仕事になったことで、夫婦関係に変化が起きたという。
「今までの『夫婦』という関係から、『上司と部下』みたいな関係に変わってきて。キンゴツからすると、私のことを出来の悪い部下としか見えなくなるときが多々あるみたいで」
喧嘩が増えた背景には、早い段階で動画がバズしたことによるプレッシャーがあった。キンゴツさんは「早い段階で動画がバズったことによって、再生数とか登録者数を意識しすぎちゃったんですよね」と当時を振り返る。
「それなりのものを視聴者に提供しなければ」というプレッシャーを感じた結果、自分たちが本当にやりたいことと視聴者が見たいであろうこととのズレに悩むように。「撮影も編集もうまくいかず、旅自体もなかなか進まない時期があって。そのときに一番喧嘩してました」
「こんな喧嘩するくらいなら、YouTubeも旅もやめよう」
その時期の辛さについて、キンゴツさんは正直に明かす。
「『もう旅をやめて家に帰るか』という話になったことも、数えきれないほどありました。『こんな喧嘩するくらいなら、YouTubeも旅もやめよう』って」
地獄を見たという夫婦だったが、現在は喧嘩をしても引きずらないよう工夫しているという。アキさんは「最近は撮影するとき、『これは仕事だ』って思うようにしてますね。喧嘩になりそうな場面でも、仕事と思えば、お互いグッと飲み込むことができるので」と語る。
3年近く24時間365日一緒にいる生活について、キンゴツさんは「それが嫌っていうことはないよね」と言い、アキさんも「瞬間的にバチンって喧嘩することはあるけど、『もう嫌だ、別れたい』って本気で思うことはないです」と応じる。
現在のYouTubeの収益状況について、キンゴツさんは「ぶっちゃけ言うと、今はまだ、YouTubeの収益は赤字なんです。最近やっと、まあ生活できるかな、っていうレベルになってきました」と明かしている。
それでも2人が車中泊生活を続ける理由について、キンゴツさんは「旅の中で生きて、旅の中で死ねたら本望です」と語った。
〈つづく〉
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