「これが子供を持つ親のすることなのか」「人として一線を超えている」

 大阪・日本橋の「オタロード」に軒を連ねるトレーディングカード店で行われていた、耳を疑うような凄惨な事件。2月に判決が出たことを機に、同事件の詳細や裁判のようすを報じた『文春オンライン』の記事が話題を呼んでおり、Yahoo!ニュースでは冒頭のようなコメントが多数寄せられている。

 2025年9月に逮捕された店主の山下諒被告ら3人は、店に出入りしていた2人の被害者に対して、「罰ゲーム」などと称して執拗な暴行と非道な行為を強要。裁判で明かされたその実態は、いじめや悪ふざけといった言葉では到底片付けられない、人間の尊厳を徹底的に踏みにじるものだった。

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主犯格の山下被告(SNSより)

アルコールを身体に吹きかけ、ライターで火をつけ……

 2025年9月、強要や暴行の疑いで大阪市内のトレーディングカード店オーナー・山下諒、さらに店の手伝いなどを行っていた橋本充輝、竹内孔志の3人が逮捕された。

 3人は、もともと客として店に出入りをしていた2人の被害者に対して「アルコールを身体に噴霧しライターで点火」「男性器に巻き付けたアルミホイルをコンセントに差し込んで感電」といった行為を強要したとされる。大便を口に含ませるなどおぞましい行為にも手を染めており、スマホで撮影もしていた。

 被害者の一人であるAさんは、足にアルコールを噴霧された上でライターで火をつけられるという仕打ちを受けた。山下被告によると、同様の行為は仲間内での“定番の罰ゲーム”だったという。とはいえAさんは体毛に引火するなどして、1カ月弱の加療を要する大火傷を負うことになった。罰ゲームという言葉で片付けるには残酷すぎる行為である。

 もう一人の被害者であるBさんはもともと客だったが、あるときから店の手伝いをするようになっていた。その初日から店のお金に手を出してしまい、仕事上のミスも多かったことからAさんと同様に残酷な犯行の餌食になっていく。

主犯格の山下被告は、ポケモンカードなどを売り買いするトレーディングカード店を経営していた(山下被告のカード店SNSの投稿より)

陰部にアルミホイルを巻き感電、「人糞を食べさせる」衝撃の犯行も

 最初こそ殴る、蹴るといった暴行だったが徐々に3人の行為はエスカレート。冬場に冷水シャワーを浴びせ、身体の至る所にピアスを開けるなどの被害に遭った。その後、Bさんは被告らがネット上で見つけたとされる「感電行為」に加えて、人糞を食べさせられるという想像を絶する仕打ちも受けている。

 裁判では被告の家族たちが証言台に立ち、身内の犯したあまりに非道な行いに対して絞り出すように謝罪と困惑の言葉を述べていった。証言では、犯行に気付いた親族が被告らに対してやめるよう進言したものの犯行が止まらなかった事実なども明らかになった。それ以外にも、被告らは犯行に対して呆れた反応を見せており――。

 裁判で証拠として提示された動画から明らかになった「陰部を感電させる」「人糞を食べさせる」といったおぞましい手口の詳細や、被告らの法廷での態度や言い渡された判決については、下記の記事全文からお読みいただけます。

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