能登の被災者が明かした“納得の理由”

 そんな常盤が冒頭のように語ったのが3月20日に放送されたNHK「インタビュー ここから」だ。

「常盤さんと能登の出会いは15年の連続テレビ小説『まれ』の出演。能登を舞台にした同作では撮影の合間を縫って自らレンタカーを運転して海辺で台本を読んだり、地元の人と交流していた」(地元関係者)

朝ドラ「まれ」に出演(NHK公式サイトより)

 その後も珠洲(すず)市で開催される「奥能登国際芸術祭」で朗読劇に参加したり、地元新聞で連載をしたりなど交流は続いた。

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「地震発生直後は能登の親しい人たちに『大丈夫? 返信不要です』と連絡を入れていた。2カ月後に『まれチーム』で炊き出しに参加。常盤さんは被害が甚大でたどり着くのが困難な奥能登の珠洲市大谷地区にも足を運んでいた。

 身近な人が被災した経験から防災士の資格も取得した。『まれ』から11年、奥能登を舞台にしたNHKドラマ『ラジオスター』が3月30日から放送開始され、地元住民役で出演する」(同前)

能登半島地震の時に輪島市に贈った応援の寄せ書き

 常盤の能登愛は今も変わらない。昨年10月、常盤の姿は小松市の純喫茶「パーラーアコ」にあった。

 店主の岡野信夫さんの話。

「常盤さんは最初1人で来店されて気づかなかった。話していると能登のことやドラマのことを話すので『もしかして、あなた常盤さん?』と聞いたら『そうです』と(笑)。サインを貰おうとしたが色紙がない。そうしたら『明日また来るのでそのとき持ってきますよ』と翌日にサイン入り手拭いを持ってきてくれた」

能登とは“まれ”なご縁が

 珠洲焼作家で「ラジオスター」にも出演する篠原敬さんも話す。

「震災直後、いろんな芸能人が能登に入ったが2、3回来たら満足するような人もいる。常盤さんのように仕事でもプライベートでも継続するのは簡単ではない」

 復興支援について悩みもあった。

「震災から2カ月後に会ったとき、『私はなにをしたら良いのか……』と聞かれた。瓦礫の撤去などはプロに任せて、『被災者から笑顔を引き出して欲しい』とお願いしたのです。お金やモノではなく、彼女は希望を届けてくれました」(同前)

 “能登のスター”常盤はこれからも輝き続ける。

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