2006年のデビュー後、グラビアアイドル・タレントとして活躍した谷桃子さん(41)。バラエティ番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)では唯一無二の“モンスターキャラ”でブレイクした。2018年には芸能界を引退し、現在は福岡で夫と2人の子どもと穏やかに暮らしている。
地元・茨城のジャスコでショッピングを楽しんでいた「ふつう」の少女が、どのようにして破天荒な“モンスター”に変貌したのか? 佐久間宣行に見出された彼女が歩んできた道のりと、辿り着いた現在地に、ライターの徳重龍徳氏が迫った。
「水着は着たものの楽屋から20分くらい出られなかった」グラビアデビュー
グラビアアイドルとして人気を博した谷さんだが、そのキャリアのスタートは決して順風満帆ではなかった。もともと引っ込み思案で赤面症だった彼女にとって、水着での撮影は大きな抵抗があったという。驚くべきことに「そもそも現場につくまで水着の仕事だとは聞いていなかった」と明かす。
「それまで競泳水着くらいしか着たことなかったのに、ビキニですし、しかもグラビアの水着って小さいじゃないですか? もともとお尻が大きいのがコンプレックスだったんですが、そのお尻もすごく見えてしまうので恥ずかしくって。水着は着たものの楽屋から20分くらい出られなかったんです。結局スタイリストさんにお尻を叩かれて、撮影しました」
そんな経緯もあり、グラビアの仕事が入ると「また水着かーい」と思っていた谷さんだったが、経験を重ねるうちに撮影の楽しさに目覚めていく。デビュー翌年には日本テレビが主催するグラビアイメージガールオーディション「日テレジェニック2007」にも選ばれた。
「感謝しているんです。あんまり目立つことをしたくなかった私がグラビアをやることでだんだん変わっていきました。私にとっては世界観を変えてくれたグラビアなんです。だから、ずっとやっていたくて、結局引退するまでやりました」
有吉弘行の罵倒で覚醒、共演者から“隔離”された「ゴッドタン」時代
人気グラドルだった谷さんをさらに飛躍させたのが「ゴッドタン」で見せた、空気を読まない“モンスターキャラ”だ。2008年末の特番やその後に出演した「ゴッドタン」で、当時“毒舌キャラ”でブレイク中の有吉弘行に罵倒され、谷さんは「心が爆発した」と語る。
「有吉さんには『クソババア今すぐ帰れ。ニ度とテレビに出るんじゃねえ』と罵られて。あの言葉の衝撃で谷桃子は恐らく3皮ぐらい剥け、自分自身でも見たことのないような人格が産み出されました。あそこから中途半端にならずにモノマネやギャグをやり切る鋼のハートを手に入れました」
番組内で見せた、降ってくる紙吹雪を食べる、共演者を突然ビンタするといった常識外れの行動は、実は台本なしのアドリブだったという。
「そもそも『ゴッドタン』では事前に台本を渡されないんですよ。『谷ワールドでお願いします』と言われるだけで(笑)。仲良くなると面白くなくなるからと、出演者の方に挨拶に行くのもダメなんですよ。私が出ることも秘密で、スタジオ入りする時も、私だけ音声室を通って入っていました」
<つづく>
◆◆◆
「ゴッドタン」出演時のさらなる裏話や芸能界を引退した本当の理由、佐久間宣行との“まさかの再会”、母の出演した番組を見た我が子が保育園で言った“驚きの一言”などについて語っている谷桃子さんのインタビュー本編は、以下のリンクからお読みいただけます。


