2018年に芸能界を引退した元タレントの谷桃子さん。芸能人時代はグラビア、さらにバラエティー番組で見せる“モンスターキャラ”で注目を浴びた彼女だが、現在は福岡で夫と2人の子どもと穏やかに暮らしている。
ドコモショップ勤務時代に起きた「auとの板挟み事件」や芸能界の闇、グラビア時代の思いまで、今だから明かせる話を聞いた。
◆◆◆
カシマスタジアムで売り子のアルバイト「普通の高校生だった頃」
――2018年に芸能界を引退した谷さんですが、現在はどのようにお過ごしですか。
谷桃子さん(以下、谷) 夫と娘2人の家族4人で、福岡で暮らしています。夫が美容室を複数経営していて、今は店舗に関する仕事や、ヘアオイルのプロデュースなどをしています。
――グラビア、さらに「ゴッドタン」などバラエティー番組でも人気だった谷さんですが、もともと芸能界には興味があったんですか?
谷 なかったです。いたって普通な子だったので。目立っていたわけでもなく、本当に普通。茨城に住んでいたんですが、クラスで目立つ子は東京に遊びに行くんですよ。でも私は全然。地元から出ることもなく、休みの日はジャスコに行っていました。
――高校の時はカシマスタジアムで売り子をされていたそうですね。
谷 もともと私も家族も鹿島アントラーズのサポーターで、よく応援に行っていたんです。ジーコの引退式も見ました。その後もレオナルドやジョルジーニョのプレーも見ていましたし練習場にも見に行っていました。友達がカシマスタジアムの売り子をやっていたので、それで私もやりました。
お金を稼ぎたいというよりアントラーズの試合が楽しみで行っていたところもあって。本当はダメなんですけれど、後ろを向いてこっそり見ていました。
母の応募でトヨタのキャンペーンガールに
――高校を卒業してから就職します。上京は考えなかったんですか?
谷 東京に行く勇気もないですし、その時は夢が一切なかったんです。でも生活はしないといけないじゃないですか? 自立しなきゃいけないし、ちょうど人づてに面接を受けてみないかと聞かれて、地元のドコモショップに就職したんです。
――後に芸能人になることを考えると、谷さんに夢がなかったというのは驚きです。
谷 そう思うでしょう。でも当時はなかったんです。実家の周りは畑や田んぼしかない田舎で。高校も何の夢もないまま、ただただ過ごしていた感じで、刺激もなくて。もう地元の茨城にずっといるんだろうなと思っていました。
ただドコモショップで働いている頃に茨城トヨタのキャンペーンガール「スマイルクィーン」の募集があったんです。上位に残ると旅行券がもらえるというので、母が勝手に応募してしまって。結局2人選ばれた「スマイルクィーン」の一人になれたんですが、合格者は旅行券はもらえなかったんですよ(笑)。代わりに1年間、プリウスは借りられましたけれど。あとは年に4回出る季刊情報誌のモデルを務めるんですが、その撮影がすごく楽しかったんです。

