ドコモショップの上司に二者択一を迫られて
――ドコモショップで働きながら、キャンペーンガールをやっていたんですか?
谷 それができなくて。実はトヨタとauは企業として深い関係があったんです。ドコモとauはライバル関係ですし、私がトヨタのキャンペーンガールに決まったと知ったドコモショップの上司に呼び出されて、ものすごく怒られました。このままドコモショップで働くか、トヨタのキャンペーンガールを取るかを迫られて、それでトヨタの方を取ったんです。
――でもキャンペーンガールの仕事だけじゃ食べていけませんよね。なぜそちらを選んだんですか?
谷 本当ですよね(笑)。ドコモショップにいれば、それなりのお給料をもらえたと思うんですけど、キャンペーンガールが楽しかったんですよね。その頃から人前に出る仕事って楽しいなと思い始めたんです。それに私、そういう時に野生の勘が働くんですよ。それでキャンペーンガールの方を選びました。
ただ、キャンペーンガールだけじゃ食べていけないので、友達が働いていた茨城のゴルフ場の食堂でウエイトレスのアルバイトを始めたんです。そうしたらスカウトされたんです。
なぜか料亭の社長にスカウトされて上京
――芸能事務所にですか?
谷 違います、料亭に(笑)。ゴルフ場に東京で料亭をやっている社長が来ていたんですが、私を見て「うちの料亭でぜひ働いてほしい」と言われて。最初は断っていたんですが、ゴルフ場に来るたびに声をかけていただいて、それで料亭で働くために上京しました。
料亭では仲居として働いていたんですが、映画関係の方と政治家の方が来ていました。一度、哀川翔さんがいらっしゃったんですが、板前さんたちってみんな哀川さんが好きなんですよ。みんなで哀川さんに挨拶に行っていましたね(笑)。
――料亭からどうやって芸能の仕事につくんですか。
谷 料亭の社長に芸能界の仕事に興味があると言ったら「外を歩いた方がいいよ」と言われたんです。それで表参道を歩いていたんです。ただ、道がわからなくて、キョロキョロしていたら、スナップ撮影の付き添いで来ていた、後の事務所の社長に声をかけられたんです。実はその時、他の事務所にも声をかけられたんですが、そこも野生の勘でもともといた事務所に入りました。

