2018年に芸能界を引退した元タレントの谷桃子さん。現在は福岡で夫と2人の子どもと穏やかに暮らしている。人気グラビアアイドルだった彼女をさらに飛躍させたのがバラエティー番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)で見せた、空気を読まない“モンスターキャラ”だった。

 破天荒キャラ誕生の秘密から番組出演時は共演者から“隔離”されたという裏話、そして番組プロデューサー佐久間宣行さんとの感動秘話を明かしてくれた。(全3回の2回目/最初から読む

谷桃子さん 筆者撮影

◆◆◆

ADVERTISEMENT

有吉に罵られ「あの衝撃で谷桃子は恐らく3皮ぐらい剥けた」

――人気グラドルとして活躍していた谷さんですが、印象的なのは現在も放送される「ゴッドタン」での特異なキャラでのブレイクです。そもそもバラエティーに出るきっかけはなんだったんですか。

谷桃子さん(以下、谷) 2008年の年末のスペシャル番組で「相談バカ一代」という番組が放送されたんです。有吉弘行さん、ケンドーコバヤシさん、大島美幸さんが100人の悩み相談に乗るというもので、私も相談者として出演して、そこですべらない話や歌を披露したんですが、有吉さんから「おまえいい加減にしろよ」と罵られて。その時、心が爆発したんですよね(笑)。

――番組では助っ人として鳥居みゆきさんも登場し、一緒に意味不明な空気を作っていましたね。その「相談バカ一代」のプロデューサーが「ゴッドタン」のプロデューサーでもある佐久間宣行さんでした。その後「M女オーディション」という企画で有吉さんと再会し、谷さんの空気を読まない「モンスターキャラ」が爆発します。

筆者撮影

 事務所の社長から「バラエティーに出るなら爪痕を残せ」と言われていたんです。それで初出演の時、最初に「おぎやはぎ」の矢作さんに「不快だったら帰ってもいいですよ」と言われたので「お言葉に甘えて」と一旦帰ろうと外に出ようとした後、「おいっ! 止めろよっ!」とノリツッコミをしたんです。そうしたら、みなさんに「からみづらい」とすごく面白がってもらえたんです(笑)。

 有吉さんには「クソババア今すぐ帰れ。ニ度とテレビに出るんじゃねえ」と罵られて。あの言葉の衝撃で谷桃子は恐らく3皮ぐらい剥け、自分自身でも見たことのないような人格が産み出されました。あそこから中途半端にならずにモノマネやギャグをやり切る鋼のハートを手に入れました。