スベり散らした時に実感した“編集のすごさ”

――苦労したことはなかったんですか?

 「ゴッドタン」でスベり倒した時は本当に絶望でしたね。「ゴッドタン」ってすごく面白くて、収録が終わるとめちゃめちゃ現場でウケた時はエレベーター前までスタッフさんがみんなで送ってくれるんですよ。でも、どスベりした時は誰も送ってくれないんです(笑)。「ああ、芸能界ってこういうところなんだ」というのをすごく実感して、スタジオからの帰り道はスーツケースをガラガラ引きながら、涙ぐみながらぐったりして帰ってました。

――厳しい一面もあるんですね。佐久間さんはいまや大人気ですが、思い出はありますか。

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 佐久間さんは編集がすごくうまくて、私がスタジオでスベり散らした時も、実際に番組になるとすごく面白くしてもらっていました。だから本当に素晴らしい才能だなって思います。テレビって本当にすごいですよね。

筆者撮影

 番組では「谷桃子を制す者は芸能界を制す!!」と言われ、実際有吉さんやフットボールアワーの後藤輝基さん、サンドウィッチマンの伊達みきおさんと、私と絡めばみんな売れていくという伝説が生まれました(笑)。「何でも好きな事をやっていい」と言ってくれる番組は「ゴッドタン」だけでしたし、恥じらいを捨て、全力でふざけられる最高の遊び場でした。

他の現場でも「常にクレイジーな人だと思われていました」

――「ゴッドタン」でブレイクしてから、別番組にも出演しました。

 ただ別番組では、モンスターキャラクターではトークが成立しなかったり、なかなか難しかったですね。「踊る!さんま御殿!!」に出た時も、最初の自己紹介の時にフルスイングでギャグをして、結構スベってしまって。その後もさんまさんに話を振られたと思うんですが、もう記憶がなくて。普通に話した方がいいのか、それとも「ゴッドタン」のようなキャラを混ぜ込んでやった方がいいのかすごく悩んで、結局その後はおとなしく座っていました(苦笑)。

筆者撮影

――他の芸人さんから実際ちょっと怖がられたというか、扱いづらさみたいなの感じました?

 なんか常にクレイジーな人だと思われていましたね。映画の舞台挨拶に行っても、みんな私がお芝居なんてできるはずないと思っていたから怖がられてました。あんまり触れちゃいけない人だと思われていたみたいで(笑)。