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3作目は短い随筆『二十一世紀に生きる君たちへ』。「司馬さんが、今後の日本人はどう生きるべきなのかを、小学6年生にも分かるように推敲に推敲を重ねて書いた作品」と紹介した。この作品は教科書のために書かれたエッセイで、書籍は司馬遼太郎記念館でのみ販売されている。
そのドラマが好きでたまらない
対談の中で東出氏は、司馬が描いた人物たちの魅力の源泉にも踏み込んだ。
「『司馬史観』という言葉があるように、史実として残っている文章が少ないテーマもあり、余白があったからこそ、その人物をドラマ仕立てにできたという側面はあると思います」
歴史家から「実際は違う」と指摘される点があることは承知のうえで、「『人間は間違うこともあるし、色々あるじゃないか』という、ダイナミックな物語を提供してくれたのが司馬さんです」と、その本質を「ドラマ」という言葉に集約した。そして「そのドラマが好きでたまらない私は、今後も読み続けるのだと思います」と語った。
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