男がハンマーで高校生を殴り、警察官に液体を噴射した事件の現場付近=29日午後、東京都福生市

 29日午前7時20分ごろ、東京都福生市加美平の路上で「ハンマーを持っている人がいる。殴られている」と目撃者から110番があった。警視庁福生署などによると、男(44)が男子高校生2人をハンマーで殴り、駆け付けた警察官らに液体を噴射。計5人が負傷し、うち高校生1人が左目の眼底骨折の重傷という。

 男はサバイバルナイフを持って近くの自宅に立てこもったとみられていたが、約4時間半後に警察官が突入したところ姿がなく、室内にはサバイバルナイフのようなものや複数のハンマーが残されていた。同庁は殺人未遂容疑で、逃走した男の行方を追っている。

 同署によると、男の母親が事件直前、自宅近くの路上でたむろしていた高校生ら7人を注意。高校生らは「静かにします」と応じたが、その場にとどまっていたところ、男がハンマーを手に襲いかかったという。

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 男はいったん自宅に戻ったが、警察官が到着した際、刃物を取り出した。警察官が母親を保護すると、男は噴霧器を使って黄色い液体を噴射。自宅に逃げ込み、さらに2階から噴霧した。

 捜査関係者によると、その後の防犯カメラの捜査で、男は2度目に噴霧した後、警察官らが混乱している隙に裏口から逃走していたことが判明した。

 現場はJR福生駅から北西に約700メートルの住宅街。

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