また、Aさんの乳首を切り落としたことやAさんの耳や鼻を殴打して全治3日間のケガを負わせた容疑でも逮捕されたが、佐藤被告は頑として容疑を認めなかった。
「Aさんがふざけて自分の乳首を切断した。私のスマホを使って斧を注文し、自分の左手薬指を切り落とした。Aさんから首を絞められたので、耳や鼻を殴り返したけど、ケガを負わせたとは思っていません」
お金は全部取り上げられ「洗脳されていたとしか言いようがない」
佐藤被告の事件が明るみに出ると、世の中は騒然となった。Aさんは佐藤被告が公判になっても否認を続けていることについて、次のように述べていた。
「何でそんなウソを言ってんのかなと聞きたい。『だから殴られるんだよ』『だからいじめられるんだよ』『お前は生きてる価値なし』『お前は生かされてるんだよ』などと人格否定されることもいっぱい言われてきた。抵抗できなかった理由は洗脳されていたとしか言いようがない。食べるものもないし、逃げる場所もないし、お金は全部取り上げられていた。自分は見捨てられたらどうなってしまうんだろうという心理状態になっていた。勾留請求を解いて出てきたら怖いので、それ相応の厳しい処罰を受けて欲しいです」
Aさんの証人尋問が終わった後、あらためて取材を申し込み、事件現場となったマンションなどを案内してもらった。
最初に同棲することになった大阪市北区西天満のマンションと事件現場となった大阪市北区兎我野町のマンションは歩いて2分ほどしか離れていない。
「彼女が捕まったときはキャバクラ嬢ということになっていましたけど、風俗嬢も19歳ぐらいからずっとやっていましたからね。コンセプトカフェでもアルバイトしていましたよ。インスタグラムに上げているのはその写真ばかりですね」
しかし、どれだけ聞いても理解できないのは、なぜそんな女と一緒にいたのかということだ。Aさんは高身長のイケメンで、現在はホストをしている。
「うーん……、やっぱり依存ですかね。それで支配し、支配されるというような。僕は女除けのためにヒゲを剃るなと言われてましたからね。あと、他の女が寄りつかないようにということで、坊主頭にされていましたからね」
――当時は働いていなかったのか?
「いや、働いていましたよ。コンビニとか、牛丼店とか、ピザ屋とか。ただし、自由に使える金はなかったです」
――佐藤被告の性格は改善されると思いますか?
「いや、無理でしょう。ずっとこうなんだから。直るわけないですよ。今思うと、我ながら何してんのやと思いますし、うまくハメられたなと思います。彼女の言うことを聞いていたのは、やっぱり洗脳としか言いようがないですよ。『せっかく私が切ったのに、なぜ治そうとしてんのよ』とか言われてましたからね」

