「娘が帰って来ないんです」
家族の110番通報から約2時間後の6月11日午前2時頃。高校3年生の佐藤唯来さん(17)は、無残にも、窒息死した状態で見つかった。同日、殺人容疑で逮捕されたのが、佐藤さんの元交際相手で塗装会社に勤めるA(19)だった。
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「断られ、カッとなって首を絞めた」身勝手な犯行
現場は神奈川県相模原市南区、JR下溝駅に近い相模川の河川敷。佐藤さんのスマホのGPSが位置情報を示していた場所だった。
前日夕刻、彼女は「元カレに会ってくる」と家族に言い残し、座間市の自宅を出た。捜査関係者が語る。
「Aは昨年、動画投稿アプリ『TikTok』を通じて被害者にメッセージを送り、一時期交際したものの別れを告げられた。だがその後、Aは彼女にしつこく復縁を持ち掛けていた。事件当夜も、被害者を呼び出して復縁を迫ったが、『断られ、カッとなって首を絞めた』と供述している」
Aは斃れた佐藤さんを放置して帰宅。あまりにも身勝手な犯行だった。Aの父親が呆然と振り返る。
「息子が帰宅したのは夜の12時くらいだったと思います。午前4時過ぎ、家の前に警察の車が停まっているのが見えて、本人を起こすと、寝起きのまま連れていかれました」
ゴールデンウィーク明け頃から“高校デビュー”
Aは3人きょうだいの次男。相模原市のアパートで両親、妹と暮らしていた。
小中学校の同級生が語る。
「中学時代はバドミントン部に入っていたけど、好きでやっているというよりラクな部活だっただけ。成績もよくなかったし、存在感が薄い“陰キャ”だった」
豹変したのは、1年早く佐藤さんと同じ県立高校に入ってからだ。クラスメートだった同級生が明かす。
「入学当初は静かでおとなしかったのに、高1のゴールデンウィーク明け頃からタバコを吸ったり、パーマをかけたりするようになった。分かりやすい“高校デビュー”でした。授業中はずっとスマホをいじるか寝てばかりいて、先生によく怒られていました」

