5月31日の東京ドーム公演でグループとしての活動を終え、26年半の歴史に幕を閉じた嵐。そんな嵐の全国ツアーに3年連続で同行し、同じステージに立ってきた元ジャニーズJr.の大川慶吾(32)が、メンバーの素顔と秘話を明かした――。

「もっとこうして」とジュニアに厳しく言うことも

 ツアーの演出はすべて潤くんが担っていましたが、他のメンバーの方との温度差を感じることはなかったですね。皆さんきっと全員、演出もできるはずですが、「J(潤)がやるのが一番でしょ。俺らは従うよ」という感じで、信頼しているのが伝わってきました。潤くんと言えば、ワイヤーで吊られて逆さになって天井を歩く「MJウォーク」が有名ですが、他にもステージ上に鏡をセッティングして楽屋に見立て、ヘアセットや着替えをするところをあえて見せるなど、毎回、奇抜な演出を考え出していました。

 潤くんには、お客さんのためにショーのクオリティを担保しなければならないという意識が強くあったので、その分、バックに求めるレベルも高い。潤くんのすぐ後ろは、本当にうまいダンサーしかつくことができませんでしたし、時には「もっとこうして」とジュニアに厳しく言うこともありました。

 でも、潤くんは他人以上に自分に厳しい人で、ライブが終わった後も、自分の部屋でライブ映像を見て、反省会をしているんです。バックダンサーのリーダー的なポジションにいる方を部屋に呼んで、「ここ、もっとこうしたらどうかな」と修正点を相談することもあって、「昨日も遅くまで潤くんとDVD見てたんだよね」という話をよく聞きました。潤くんがそうやって行動で示してくれるからこそ、僕たちも「生半可な気持ちではできないな」と。

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松本潤 ©︎文藝春秋

 でも潤くんは決して厳しいだけの人じゃないんです。厳しさについていった先には、ご褒美が待っている。ツアーが終わると、バックダンサーやスタッフも含め、ホテルの会場を借りて打ち上げをするのですが、じゃんけん大会などの余興の景品として、潤くんがどんと大盤振る舞いをしてくれたり。あと、年明けの公演の時には、必ずジュニアにお年玉をくれました(笑)。