高市首相が強行する旧宮家の養子案。首相の側近からは信じ難い放言も飛び出した。このまま議論を推し進めるつもりなのか。そんな中、天皇は欧州で女性皇太子と連続で面会しておられた。そして、皇室典範改正にも――。
「たゆまぬご努力で象徴としての権威を保たれておられます」
かつてナポレオン家の別荘だったアムステルダム王宮。6月17日、オランダ海上帝国の黄金時代の富と権力を象徴するその大広間は、華やかな装いに身を包んだ客を招き入れていた。
13年ぶりにオランダを訪れた天皇皇后両陛下を歓迎する国王夫妻主催の晩餐会。テーブルに活けられた菊の花や桜のジュレを使ったデザートなど、凝らされた意匠が日本への敬意をさりげなく示している。
「天皇はスピーチで、オランダ到着後に愛子さまとお話しになったことを明かされ、会場は温かな雰囲気に包まれました。晩餐会には、愛子さまと同世代にあたる次代の女王、カタリナ=アマリア皇太子もご臨席していた。女性皇太子とのご面会は、期待が高まる“愛子天皇論”に拍車をかけるものとなりました」(宮内庁担当記者)
両陛下の訪問に随行した石破茂前首相は、帰国後の講演会でこう語っていた。
「天皇とは国民の総意に基づいた象徴としての存在です。決して積極的なご発言はなさらない。たゆまぬご努力で象徴としての権威を保たれておられます。そのことの有難さをしみじみと思った2週間でした」
国民統合の象徴――その天皇が今、異例のご懸念を示されているという。
