充電中の事故が半数 目の届く所で
熱以外に、衝撃にも弱い「リチウムイオン電池」。強い衝撃や圧力が加わると内部でショートを起こし、発火につながる。
NITE製品安全広報課・清水与也さん:
「今までに衝撃とか熱で劣化していたところに最後のトリガー(引き金)として充電中に(事故が)発生してしまう」
特に充電中の事故が半数を超えていて、NITEでは目の届くところで充電するよう呼びかけている。
廃棄物に紛れ込み発火も
一方、リチウムイオン電池を使用した製品は、廃棄の仕方にも注意が必要だ。
長野市の直富商事では多い時で1日約100トンの県内外の産業廃棄物を処理している。
この廃棄物の中にリチウムイオン電池などが紛れ込んでしまうとー。
直富商事 産廃部・井出圭紀課長:
「破砕の時の衝撃で発火してしまう恐れがある。目視では気つかずに破砕機に入れてしまって発火してしまう場面は何度かありました」
作業員も危険 ルール守り処分を
工場では2023年に電池が原因とみられる火事が発生し、廃棄物などが焼けた。
現在は出火時にセンサーが作動し、すぐに放水される「初期消火システム」を導入するなど、対策を講じているが―。
直富商事 産廃部・井出圭紀課長:
「機械で発火の時の対策はできても、作業員の安全面は大変危険ですし、万が一発火してしまった後の処理も、時間をかけて、工場を止めて対応することになるので、われわれとしては苦労がとてもある」
分別されずに捨てられた電池があると、ごみの収集時に火が出たり破裂するおそれもある。
リチウムイオン電池をはじめ、乾電池などの廃棄は自治体ごとに定められたルールにしたがい適切に処分してほしい。
直富商事 産廃部・井出圭紀課長:
「ルールを守っていただいて、適切な分別をして廃棄物を出していただければ」
暑い時期は特に危険性が高まる
注意点は他にも。リコールの対象商品や安全基準を満たした表示「PSEマーク」のない違法な製品を使うことで発火のリスクが高まる。


