※こちらは公募企画「文春野球フレッシュオールスター2026」の本戦出場作品です。おもしろいと思ったら「文春オンライン」文末のHITボタンを押してください。
【出場者プロフィール】もう 埼玉西武ライオンズ
10歳でライオンズに出会い、40年の箱推し。中でも栗山巧の宣言残留は、ダントツに心震える良き思い出。引退試合チケットのFC先行抽選にも先行販売にも敗れ、現在は公式リセールを1時間毎にチェックする日々。
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2026年が終わるとき、平常心を保つ自信がない。栗山巧がユニフォームを脱ぐ。現実として受け入れられるのだろうか。想像するだけで寂しすぎて動悸がする。己を保つために、彼への敬意を表し、未来永劫栗山巧が存在していることを確認できる銅像を、どこに建てるべきかを真剣に検討することにした。
過去に受注生産されていた栗山巧の銅像
なぜ銅像なのか。栗山が2000本安打の達成を前にした2021年シーズン当時、銅像を建てるべし!と願うライオンズファンの声が旧Twitter(現X)に溢れていた。その声を聞いてかは不明だが、数々の謎グッズ販売で名高い我らが埼玉西武ライオンズのグッズ担当者の方は、栗山巧の銅像(等身大990万円、胸像550万円)の受注生産販売を決めた。
この事には大きな意味があると思っている。単純にいつものノリではないはず。なぜなら栗山は西武ファンにとって、黄金よりも眩しく輝く「宣言残留」を決めた神、そして球団生え抜き初の2000本安打を達成したレジェンドである。
彼が海外FA権を取得した際、番記者の方に伝えた宣言残留に至るまでの会話は多くのファンの心に刻まれている。ゆえにグッズ担当の方は、栗山がその身を埼玉西武ライオンズに捧げると決めてくれたことへの敬意を込め、彼の存在を固定化出来る銅像、もしくは胸像を展開したのだろうと想像できる。
当時受注生産とされていたこれらのグッズは販売終了になっている。実際に何体販売されたかどうかを球団に問い合わせた。公式回答として、グッズに関しての販売結果等の回答は不可との返答を頂いた。残念。
受注生産だったので、もし誰も注文していなければ、銅像は一体も鋳造されていない。 990万円の栗山像が本当にこの世に立ったのかはもはや分からない。だからこそ、今度はちゃんと、みんなが見られる場所に形として残さねばならない。幸いにも建立における作成費用は、グッズ販売で提示された額が参考になるので約1000万円と見積る。
どこに建てるべきか…生成AIで銅像を合成し、イメージを膨らませてみた
どこに建てるべきか。個人的な思いとしては、所沢一の繁華街であるプロペ商店街の入り口にドーンと建てたい。栗山は、埼玉西武ライオンズファン以外の所沢市民にも愛されていないはずがないので、歓迎されるであろう。
だが引退までの早期実現を重視する今回は、許認可のハードルを考え、我らが聖地、ベルーナドームの敷地内がベストである。敷地の持ち主は西武鉄道株式会社。自治体などと相談するより、話も早いはずだ。
これらの前提を踏まえ、改めてどの配置がベストであるか、写真を撮りながら歩いてみた。そして生成AIで栗山巧の銅像イメージを作り、現場写真と合成しイメージを膨らませた。
第一の候補は西武球場前駅改札入ってすぐのホームを見渡せるこの位置である。
まるで私の意図を汲んで歓迎してくれるかのように、栗山と中村の『骨と牙』横断幕が貼られていた。
ここに建てば、目にする人が多く、敗戦して帰宅する場合でも、最後に栗山を目に焼き付けられ、悔しさが半減するメリットがある。デメリットは車での来場者が触れ合えない点だろうか。

