28歳のとき、41歳年上の伝説的漫画家・真崎守氏と結婚した漫画家の恋池りもさん(44)。結婚後、周囲から「旦那が死んだら次に結婚してくれ」と言われたり、同僚から「財産目当てなんじゃないの」と冗談を言われたりと、意外な反応が相次いだという。そんな"超年の差婚"のリアルを、恋池さんが赤裸々に語った。

恋池りもさん ©佐藤亘/文藝春秋

「俺たちの年の差で結婚なんて無理だろ。常識を考えろよ」

 結婚のきっかけは、恋池さんからの“逆プロポーズ”だった。「籍を入れませんか?」と打診したところ、真崎氏は「養子縁組」だと思い込み、「俺たちの年の差で結婚なんて無理だろ。常識を考えろよ」と返してきたという。

 それでも恋池さんは「先生と家族になって、病院とかの付き添いがちゃんとできれば良かった」と振り返り、「まあ、養子縁組でもいっか」と一度は納得しかけた。最終的に両親の「ちゃんと結婚しろ!」という一言で、2010年に正式に入籍。役所の担当者は「おつかれさまです」と淡々としていたといい、恋池さんは「ちょっとはツッコんでほしかった」と苦笑する。

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「俺が死んだ後、一番良いヤツとここに住め」

 結婚後、周囲から「財産目当て」と冗談を言われたこともあった。さらに何人かの男性から「旦那が死んだら次に結婚してくれ」とアプローチされたという。

 この話を真崎氏に伝えると、「アプローチしてきたヤツは全員キープしておいて、俺が死んだ後、一番良いヤツとここに住め」と返ってきた。「なんでここに住まなきゃいけないんだって感じですけど」と恋池さんは笑う。

 一方で、結婚が自身の心境に変化をもたらしたことも明かした。「これまで私は不安だったんだ」と改めて気づいたという恋池さん。当時は漫画の仕事が思うようにいかず、「何者でもない私がすごい先生と一緒にいることで、心の安定を得ていた部分はあるかもしれない」と率直に語る。

婚姻届を提出した日のツーショット写真(恋池りもさん提供)

結婚から3年後にアルツハイマー型認知症が発覚

 それでも「人のふんどしで相撲を取るようなことは恥ずかしい」という思いが自分を奮い立たせ、「自分の場所でちゃんと漫画を頑張らなきゃ、となりましたね」と続ける。

 結婚から3年後に真崎氏のアルツハイマー型認知症が発覚し、現在も介護と仕事を両立する日々を送っている恋池さん。それでも「先生のせいで不幸になっちゃいけない」と笑顔で語る姿が印象的だ。2人の“年の差婚”の全貌は、インタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

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