予想に反して大ブレイクした「人見知り」の2人
Winkがデビューした当時は、小泉今日子や松本伊代、中森明菜など“82年組”のブームが落ち着き、フジテレビの生放送番組『夕やけニャンニャン』から登場したおニャン子クラブが解散するなど、アイドルの冬の時代。
相田と鈴木もそのことはうっすらと認識していたようで、当時を「今、2人組でデビューしても売れるはずがないってどこかで思っていたんです(笑)。なので、記念に1曲残せたらいいかなというぐらいの気持ちで、デビュー当日はふたりとも実家で静かに過ごしていました(笑)」と振り返っている(※2)。
しかし、楽曲がドラマ主題歌に次々に起用されたこともあり、2人の予想に反してWinkは大ブレイク。音楽や歌は好きだが人前に出ることが苦手な相田は、その苦手なことを分刻みでこなしていくこととなってしまう。そんな状況でもなんとか乗り越えられたのは、鈴木の存在があったから。
相田は鈴木との出会いを「早智子とはオーディションで一度お話しただけでしたけど、パッと会った瞬間に同じような温度感と空気感で、『私も人見知りなんだ』と言ってくれていたので、あの人となら心強いなと思っていました」と語っており(※2)、今でも2人で当時を懐かしんで「家族以上に家族だったね」と話すという(※1)。
Winkとして活動したのは8年間。人気が低迷してきたことをきっかけに活動停止を選んだ2人は、ソロでの活動継続を勧められたという。だが相田には“1人では無理”という思いが強かったようで、2019年3月24日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、相田はその時のことを「社長に『引退させていただきます』って直談判して泣いて、レコード会社に土下座しに行って……」と親交の深い島崎和歌子や西田ひかるに話し、2人を驚かせていた。そんな彼女を引き止めたのは、ずっと支えていたプロデューサーで、相田が地道に曲作りをしていたのを知っていたため、表に出ない形で詞や曲を書くことを提案してくれたのだという(※2)。