「僕、なんでしなきゃいけないんだろうか」
音声を公開された中尾副議長は7月に議員辞職。だが、関与が疑われる“本丸”の藏内氏は当初、余裕綽々だった。8月5日、会長を務める日本獣医師会のネパール出張から帰ると、
「ネパールは天国だった」
と発言。さらに、辞職の可能性について問われ、
「僕、なんで(辞職を)しなきゃいけないんだろうか」
と開き直ったのだ。相次ぐ放言も背景に、吉松県議は8月17日に藏内氏の議長辞職勧告決議案を提出。
ところが、決議案に対し、自民党県議が採決中止を求める緊急動議を提案。採決は土壇場で中止になった。
この動議にも、藏内氏への忖度が働いたとの指摘が絶えない。提案した林泰輔県議は藏内氏の元秘書だ。
突如として議員辞職を表明
懸命にドンの顔を立てる形で「辞職決議」を回避したものの、藏内氏は議長辞職のみならず24日、突如として議員辞職を表明したのだった。
混乱の末に起きた辞任劇。しかし、ある議会関係者が続ける。
「マスコミと県民の批判に耐えられず、身を引く形を選んだのでしょう。これまでも藏内さんは側近を動かして“陰”で権力を握ってきた。彼が権力を手離すはずがない。今後も“院政”を敷くのは間違いありません」
辞職してもなお影響力を残す藏内氏とは、どのような人物なのか。
《この続きは8月26日12時配信の「週刊文春 電子版」および8月27日発売の「週刊文春」で読むことができる》


