俳優・藤岡弘、さんの次女で、女優やモデルとして活躍する天翔天音さん(21)。父は言わずと知れた初代仮面ライダー/本郷猛だが、今年、彼女もまた『仮面ライダーアインズ withガールズリミックス』で仮面ライダーに変身する役を演じた。
オファーを受けた時のことについて「涙が出るくらい嬉しくて。『ついに……』という気持ちになりました」と語る天音さん。父から始まった偉大なヒーローの歴史が、55年越しに娘へと継承されるまでの裏側を明かした。
父と6時間練習した変身ポーズ
天音さんが仮面ライダーを演じるにあたり、父・藤岡弘、さんは撮影現場に駆けつけた。特に歴史に残る最初の変身シーンは、親子にとって特別なものだったという。撮影前日には父と6時間にもわたり、変身ポーズの角度や腰の入れ方、声の出し方などを徹底的に練習して挑んだ。
「その際に一番言われたのが、『目の中から伝わる心の強さが出るようにしなさい』ということです。私の変身ポーズの最後も、顔が少し隠れて、目が一番よく見えるんですよ。その瞬間に心の強さが出るようにしました」
当日は数百人のスタッフが見守る中、父も撮影に立ち会った。極度の緊張に襲われてもおかしくない状況だったが、天音さんは「緊張よりも全身が燃えているような感覚でした」と振り返る。役に入り込み、見事に大役を果たした。
55年越しに自分も…衝撃的だった父の改造シーン
初代『仮面ライダー』といえば、本郷猛が改造人間にされてしまう手術シーンが有名だ。幼いころ、父が叫びながら手術されるそのシーンが「一番衝撃だった」という天音さん。まさか55年の時を経て、自身もそのオマージュとなる改造シーンを演じることになるとは思ってもいなかった。
「撮影の日に現場に入ったら、そこが廃墟の地下だったんですよ。日中なのに真っ暗で、その中に本物の手術室のようなリアルなセットが作られていて。そこで実際に縛られました」
重要な場面であるため撮影は長時間に及び、ずっと縛られたままだったという。恐怖を感じながらの撮影を通して、「父が昔やっていたのは、こういう撮影なんだ」と、その過酷さを身をもって実感したと語った。
インタビュー本編では、このほかにも藤岡家の知られざる家訓や、父から教わったサバイバル術、そして「本当に藤岡弘、の娘に生まれて良かった」と語る父への深い思いが明かされている。
〈つづく〉

