「平和をライフワークにしていた篤志家というイメージ。ひたすらショックです」
岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」が炎に包まれ、男女3人が命を落とした火災事件。冒頭のように語るのは、遺体で発見され、敏腕経営者としても知られた林寛至氏(70)の知人だ。林氏には、巨額の私財を投じた「ライフワーク」があって……。
社会部記者が解説する。
「事件が起きたのは9月5日の夜。『さんらいず』で、『人が刺された。ガソリンをまいている』と110番通報があり、店舗兼住宅が激しく燃えました。焼け跡からは、店主の曽野さとみさん(66)の同級生だという男女2人の遺体が発見された」
店舗の駐車場では曽野さんと交際関係にあったとされる林氏も上半身裸で発見され、搬送先の病院で死亡が確認。岐阜県警は林氏が事件に関与した可能性があるとみて、慎重に捜査を進めている。
し尿汲み取り事業なども積極的に
岐阜県瑞穂市で葬儀会社などを経営する林氏。「会社の業績は順調だった」と語るのは、前出の知人だ。
「葬祭業だけでなく、し尿汲み取りや変死体の回収など、人が忌避するような仕事も積極的に請け負っていて、売上は右肩上がり。性格は『金持ち喧嘩せず』の通り、いつもどこか余裕があって、どっしりとなんでも話を聞いてくれる。1500万円相当のクルーザーも所有していて、『妻が釣りをしに行くのに使っている』と話していたこともありました」
年下の妻のことは「かあちゃん、かあちゃん」と呼んで大切にしていたが、「早くに死別しました」(前出・知人)という。
そんな林氏がライフワークとしていたのが、「宗教家」としての活動だった。
この続きでは、「宗教家」としての経歴、巨額の私財を投じた「ライフワーク」などについて詳しく報じている。「週刊文春 電子版」では、この記事の全文のほか、林氏の著書に載っていた“半生記”、一命をとりとめた被害者の家族による証言なども読むことができる。

【5人死傷 岐阜ケーキ店火災】死亡男性(70)の知人が語る「“世界最大の数珠”製作」と「1500万円のクルーザー」《変死体の回収も…》
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