「USJで働くのは長年の夢でしたからどうにか耐えてきましたが、あまりにも酷い“やりがい搾取”に我慢できません」
そう訴えるのは、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(以下、USJ)で働くショーの出演者である。年間1600万人、世界第3位の集客数を誇る華やかなパークの舞台裏では、出演者たちから悲鳴が上がっていて……。
今年、開業25周年を迎えたUSJ。3月からは、周年にちなんで25匹のピカチュウが参加するパレードや、特別な衣装に身を包んだキャラクターが参加するショーなどの記念イベントが目白押しだ。
だが、前出の出演者はこう声を潜める。
「パーク内では、USJの運営会社の社員に加え、ショーやパレードに参加するエンターテイナーなど多くの人たちが働いています。中でも、最も辛い立場とされているのが、着ぐるみを着てキャラクターに扮する “中の人”。彼らの多くは業務委託契約で、過酷な環境で働くことを余儀なくされています」
ほとんど休めず、心身ともにボロボロに
2021年にオープンした「スーパー・ニンテンドー・ワールド」。マリオやルイージら人気キャラクターのショーに加え、「?」マークのブロックや、緑色の土管などのセットでマリオの世界観を再現した人気エリアだが、複数の出演者は「最も過酷な職場の一つ」と口を揃える。
ニンテンドー・ワールドで働く出演者A氏が明かす。
「着ぐるみの中の機械を使ってまばたきや声を発するキャラクターもいます。出演者はバッテリーを背負っていて、その重量は約30kgと聞きました。そもそも着ぐるみ自体が重いので、1回の出演が終わるとヘトヘトになります」
1日に5回、1回30分程度ずつ出演し、拘束時間は最大で10時間にのぼることもあるという。
「出演の合間には、コスチュームの着替えに加え、出演中に問題がなかったか確認するフィードバックの時間などがあり、ほとんど休めません。私はニンテンドー・ワールドでの勤務が続き、心身ともにボロボロに。無意識に涙が出たり、出演することを考えるだけでお腹が痛くなったこともありました」(同前)
さらにこの時期、各エリアの出演者たちを悩ませているのが酷暑である。別のエリアで働く出演者B氏が語る。
この続きでは出演者による連続告発のほか、「週刊文春」が入手した過酷な労働条件が記された内部資料を詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる。

