「記事が出た直後から、現場は大混乱に陥りました。会社からはなんの説明もないうえに、社員たちが『誰が文春にリークしたんだ』と犯人探しを始める有様。しんどい仕事をさせ続けているのは会社側なのに……」

 そう声を潜めるのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)で働く出演者だ。「週刊文春 電子版」は8月24日、USJで着ぐるみを着てキャラクターに扮する “中の人”たちの過酷な労働環境について報じた。だが、報道後も、酷暑のパークでは出演が続いていて――。

 今年3月で開業から25周年を迎えたUSJ。8月28日には、開業以来初めてとなる大規模な敷地拡張に乗り出すことが報じられた。2000億~3000億円を投じて、パーク北側にある大阪市などが所有する土地を整備。来園者数世界一を目指し、新たなアトラクションなどを建設する予定だ。

 だが、華々しい成長戦略とは裏腹に、出演者たちは深いため息を漏らす。

「エリア拡張のニュースを見て、みんな『そんなお金があるの?』と絶句していました。お金に余裕があるなら、まず出演者に還元してほしい。大変な環境で働いているのに、私たちの待遇は変わらないまま。パークを広げると言われても、素直に喜べません」

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大規模な敷地拡張が報じられた ©時事通信社

命に関わりかねない酷暑下での出演

 8月24日の報道直後から、「週刊文春」には新たな証言が相次いで寄せられている。出演者たちが最も切実に改善を訴えているのは、命に関わりかねない酷暑下での出演だ。

 この続きでは出演者による連続告発のほか、「週刊文春」が入手した過酷な労働条件が記された内部資料を詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる。

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