そこまでしてくれるスターはなかなかいない

撮影は主にニュージーランドで行われた。ブラッド・ピットが披露する細やかなサバイバルのテクニックにも注目だ。©2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 ジェームズとオーディンは数々の困難に直面する。肉体的にも厳しい撮影だが、ピットはスタントの多くを自分でこなした。

「地面に打ちのめされたし、全身水に浸かって寒い思いもした。現場で震えている彼に『トレーラーに戻って少しでも暖まったら』と提案しても、『いや、いいよ。暖まったところでまた寒くなるんだし、ここにいる』と言う。今日、そこまでしてくれるスターはなかなかいないよ。そんな彼の努力も、映画をさらにリアルにしている」

『トレーニング デイ』と「ワイルド・スピード」シリーズの1作目の脚本家として初めて業界の注目を集めたのは、25年前。『バッドタイム』(05年)で監督デビューし、以後、数々のアクション映画を送り出してきた。『バッドタイム』に出演したJ・K・シモンズは、小さな役でこの映画に登場する。ピットと組むのは、『フューリー』(14年)以来、12年ぶりだ。

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「ブラッドと僕はどちらも、アーティストとしても、人としても、成熟した。彼は役者としてより奥深いことを、僕は慣れたジャンルを離れて新しいことをやってみたいと思っていた。今もまだ自分がこの業界で仕事をさせてもらえることを、幸運に感じる。ここまではすばらしいジャーニーだったよ」

デビッド・エアー監督。©EPA=時事

デビッド・エアー 1968年生まれ。海軍の潜水艦乗りだった経歴を活かした『U-571』(00年)で脚本家としてデビュー。『トレーニング デイ』『ワイルド・スピード』(ともに01年)の脚本で注目され、『バッドタイム』(05年)で監督としてもデビュー。以降、監督として『フューリー』(14年)『スーサイド・スクワッド』(16年)などの話題作を次々と手がけている。

©2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

INTRODUCTION
デイミアン・チャゼルとオリヴィア・ハミルトン夫妻を中心としたワイルド・チキン・プロダクションが製作し、主演のブラッド・ピットのプランBエンターテインメントも製作に参画した一本。監督は近年ジェイソン・ステイサムの『ビーキーパー』(24年)、『ワーキングマン』(25年)が高い評価を受けたデビッド・エアー。ピットとは戦車映画『フューリー』(14年)以来のタッグとなる本作は、ともに退役した軍人と軍用偵察犬の絆を描く、むせび泣き必至のサバイバルアクション。「スパイダーマン」シリーズや『セッション』(14年)でおなじみのJ・K・シモンズも出演。
STORY
アラスカ上空を飛行中、不意のアクシデントにより〝魔の領域(ハート・オブ・ビースト)〟と呼ばれる奥地に不時着した、退役軍人のジェームズ(ブラッド・ピット)と元偵察犬のオーディン。「生きてマイホームに帰る」という目的のもと、戦争によって心と体に深い傷を負ったジェームズと、義足となったオーディンは、自然の猛威を相手に苛酷なサバイバルを強いられる……。
STAFF & CAST
原題:HEART OF THE BEAST/監督:デビッド・エアー/出演:ブラッド・ピット、J・K・シモンズ、アンナ・ラム/2026年/アメリカ/配給:東和ピクチャーズ、東宝/©2026 Paramount Pictures. All Rights Reserved./2026年9月25日より全国公開。

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