真面目な性格でBTSが大好きな15歳の少女が、ある朝突然姿を消した。ベルリンで起きたレベッカ・ロイシュ失踪事件。警察は監視カメラの映像と不審な検索履歴をもとに、「あまりにも意外な人物」を容疑者として特定する。
監視カメラが示した「家を出ていない」という事実
2019年2月18日朝、レベッカは長姉ジェシカの家から学校へ向かうはずだった。午前7時46分、BTSのTシャツを着た自撮り写真を友人に送信したのを最後に、彼女の携帯は姉の家のWi-Fiから切断される。しかし、付近の監視カメラには彼女の姿が一切映っていなかった。
警察が注目したのは、そのとき姉の家に残っていた人物——義兄のフロリアン(当時27歳)だ。同日朝、フロリアンが所有するピンクのルノー・トゥインゴがフランクフルト方面の高速道路を走る姿が撮影され、午後にはベルリン南部の森で同車らしき車両と不審な男性が目撃されていた。さらにフロリアンのパソコンには、18日早朝に「絞殺ポルノ」「BDSM」といった単語を検索した履歴が残されていた。
警察は事件発覚から10日後の2月28日、フロリアンを殺人容疑で逮捕する。しかし彼は全面否定し、屋内に殺害を示す物的証拠も見つからなかったため翌日に釈放。3月4日に再逮捕されるも、決定的な証拠は得られず、3月22日に再び釈放となった。
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